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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

なんでも相談室2【感想1】「ハイCが苦しい」→「ハイCにハリが出た」

 

第二回、金管なんでも相談室を開催しました。

よく見ると相談会だったり相談室だったり・・・少人数なので相談室の方がしっくりきますね(笑)

 

今回は4名の方にご参加頂きました。

その様子を少しですがシェアしたいとおもいます。

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前回の様子はこちら

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

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Fさんの高音域へのアプローチ

40代の男性で20年ぶりに楽器を再開されたとの事(素晴らしい!)

 

ハイC(実音B)までは出せるが、ハイG辺りまで曲で吹きたいというご相談でした。「ハイGを曲中で使うならそれ以上の音を吹けるようにならないといけない、と個人的に思っている。」

 

(補足:よく、「曲中で使うにはその音の3度上を吹けないといけない」なんて言われています。確かにそうなのですが、ハイG(実音F)の場合はそうとも限らないです。ハイGまではフォルテッシモで吹けるけどハイA(ラ)は1mmも出ないって方多いです。)

 

 

まずは座奏でローC~ハイCまでドレミファソラシト・・・と吹いて頂きます。「変に口をいじったりしないように」とも話されたように、中低音~高音(ハイCまで)と音質も特に変わらず綺麗に吹かれていました。

 

もしかするともう少し口元で何かしても良いかも?とも思いましたが、それより気になった点があったのでそちらにアプローチしていきます。

 

気になる点、高音に上がる際に身体を絞って息を押し出していました。息が少なくなってきたり「ここぞ!」と言う場面ではその息の吹き方を採用しても良いと思いますが、早いうちから使っていたので少し吹き難そうに見えました。

 

 

座奏だけど立ちながら吹く

そこで「実際にはイスに座っていますが、立ちながら吹いている。」と思って吹いて下さい、と提案。実際に立つ訳ではないですが、立ちあげるイメージを持って吹く。

 

するとローCの時点で音がハッキリ鳴りだしました。

「立ちあがるというイメージから、何かを上にやる感じで吹いてみました」

空気が出易くなりましたね、抑えている感じが無いので思いっきり出ているように感じました。」

 

周りの方も「さっきより楽に吹けている様に感じました。」と。

音量が上がり、音にハリが出ました。

 

肩周りや胸郭を使って息を押しだす方法もあるのですが、最初からそれをやってしまうと出口を狭めてしまい息が流れにくくなってしまうと感じています。風船の出口辺りを押しだすより、風船の底から押し出してあげた方が息は出て行き易いですよね。

 

 

新しい事をする時はそれ以外の条件を同じにして吹く

今度は少し背もたれに寄りかかってもらいながら吹いてもらいました。

 

するとローCからで音が太く更にハッキリ鳴る様になりましたが、ハイCで少し大変そうになりました。「少し苦しかったです」との事。

ですが、先ほどの実験では途中ブレスを取っていたのを、今回は一息で2オクターブ吹かれていたので大変だったのかな、と思いました。

 

そこで、前回の実験と条件を同じにするために、「イスに座っているけど立っている」「背もたれによりかかる」「途中でブレスを取る」を意識して吹いてもらいました。すると最後までハリのある音で吹き切れました

 

効率の良い吹き方が身に付けば1息で吹けるようになると思いますが、慣れないうちはどんどんブレスを取っていいと思います。

 

 

チューニングBを吹くぞと思いながらブレスを取り、ローBを吹く

(ブレス)ドレミファソラシド(ブレス)ドレミファソラシド

と2オクターブ吹いてもらっていました。

 

ですが、最初のブレスから「少し浅いな」と思っていたので、最初のブレスを多めに取ってもらうべく提案してみました。肺に空気がたくさんあればあるほど、吐き出したくなる息圧を演奏時に使えるのでもっと楽になるんです。

 

試してもらうと最後のハイCがひっくり返って一瞬ハイDが出ました

ドレミファソラシ(レ)ド

 

今までもハイCまで綺麗に吹けるブレスをされていたのですが、少し身体を押し固めて体内圧をかけて吹いていました。ブレス自体が改良され息圧が上がったのでさらに上の音が出てしまったんですね。

なのでこれを続けて行くと「あ、これだけ吸えていたら身体を押し固めて吹く必要は無いんだな」と気付けるようになり、もっと楽に吹けるようになると思います。

 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

 

ここまで20分くらい?

参加者が定員に達していたらお1人20分くらいでお終いですが、この後も色々試してハイEまで出されてましたね。

 

つい「今以上の結果を!」と僕が意気込んでしまうのですが、15~20分くらいで繊細な学びを1つでも体験して頂ければそこでお終いでも良かったのかもしれません。今回の講習会に対する僕の反省でした。

 

 

Fさんの感想、アンケート

一般男性(40代)

トランペット 楽器歴15年以上

20年のお休みを経て個人練習中

 

普段の悩みとして「ハイBが苦しい、ハイFまで出したい。音がこもる、音が遠くまで響かない」がありました。

 

今回参加して「力が入っているのは昔からの癖で、勢いで音を出していました。もっと体をリラックスさせて、基本である「吸う・吐く」を意識したいと思います。」

 

普段の悩みについては「たっぷり吸う事でハイBの音の張りが出たので、それを思い出しながら感覚を身につけたいと思います。 ハイノートはBalanceとよく言われますが、それを見つけるのにまだ苦労はしそうです。」

 

「私もそうですが、何かヒントが欲しい人」にトクヤさんのワークショップ、レッスンを勧めたいです。「我流に行き詰っている人は客観的な視点で一度見ていただくべきです!」

 

サトウトクヤってどんな人でした?「意識されているのかわかりませんが、思っていたよりも「ふわっと」した方でした。」

 

「座奏だけど立っている意識」「ゆっくり吸う」、あと「周りを見て吹く」を意識して頂けると良いなと思います!

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

「ふわっと」はという表現は面白いですね(笑)

なるべくブログもツイッターも普段と同じような雰囲気を意識しているのですが、文章固いですかね?最初はもっと砕けていたのですが、色々つっこんで来る人達がいるので丁寧な文章は意識してますが。(気にしなければ良いのですけどね)

基本のんびりな感じです!でもトランペットの事になるとついつい話したり熱くなってしまいます・・・。

 

 

それと、アンケートにご質問があったので簡単に回答します。

 

息をうまく使い音に張りが出てきた後にどうシラブル・アパチュアを変えてさらに高い音を出すようにしていったらいいのか。

シラブルの意識は中低音で練習出来ます。ブレスが深くなり、ハリのある中低音が吹けるようになったら少しずつ高音で練習していくと良いですね。アパチュアは意識しなくても良いと思います。

tokuya-tp.hatenablog.com

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よく言われる「細くて速い息」を実現するにはどう口内を変えるのか、あごは下げて広くする?それとも口内を狭くする?口内の広さはシラブルで調整する?

 

→これも上の回答と同じです。高音では口内を狭くしますが、深いブレスも忘れずに意識してください。「細くて強い息」と僕はよんでます。

高音でアゴを開く事はまずないですが、狭すぎる人はその意識が必要かもしれません。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

又私は吹奏楽あがりなので、マウスピースは大きめです。

反対に口径は今と同じでも浅いマウスピースももってはいますが(シルキー14A4A、バック3E)ほとんど使いません。求める音にもよりますが、マウスピースに頼った方が早道という事はありますか。

例えば浅いマウスピースでハイノートを出す感覚をつかんだ方が早いとか・・・

 →楽器側の抵抗が多いと、ブレスが育ってなくても高音がスルっと吹けてしまう事があります。コツを掴むのに浅い、小さいマウスピースを使うのも1つの手だと思います。

 

ただ、唇をしめて吹くクセがついたり、小さい音ばかりで練習してしまうとブレスが育たなくなってしまうので注意が必要です。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

 ご参加ありがとうございました^^

 

 

 

 

 

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