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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

ATと体の事WS2015 体験レッスン7「コルネットやロータリートランペットへの持ち替え」

体験レッスン記録その7

今回でワークショップの体験レッスン記は最後になります。

 

普通のB♭管、ロータリー、コルネットの3本をご持参された参加者Aさんの体験レッスンその2です。

 

1回目のレッスンでは高音域の吹き方についてみていきました。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

ロータリートランペット

今回はロータリートランペットやコルネットの持ち方・構え方についても見て行きたいとの事で、ロータリートランペットから吹いてもらいました。

 

ご本人は特に意識されてなかったとの事でしたが、さきほどのレッスンの効果で大分身体の使われ方が変わっていて最初から息が入っている音でした。

気になっていたGの音も最初から吹けていました。

 今吹いていてどうでしたか?

「ロータリーが久しぶりなのであまり吹けないなぁと(笑)」

では、久しぶりなので「音外し放題!」と思ってみましょう(笑)

 

ロータリートランペットはピストン式よりも手元が近くに来ますか?

「ほぼ同じくらいですかね?手の向きが大分変わりますが。」

 

一般的なピストン式のトランペットよりもマウスパイプが短く見えたので、コルネットのように手元をより顔に近付けるように持つ必要があると感じました。

 

構える時に、眼球で見ているのではなく、視神経は頭の中で交差され頭の後ろに映し出されているイメージを持って、さらにマウスピースを見ながら構えてもらって良いですか?頭の後ろでマウスピースが見えている

 

→ラシドレミファ・・・で止まってしまいましたが、響きが格段に増えています!

 

 

それに加えて「ヒジや腕が前~」と思いながら構えてみてください。

頭の後ろでマウスピースが見えている+ヒジ腕前~。

 

→2回ラシドレミファで止まってしまいましたが、三回目のトライでスルっとラシドレミファソラーと力強く吹け、部屋の残響がハッキリと聞こえてきました。

 

どうでしたか?

「そこまで良い感じを得るには至らずって感じです。さっきよりはちょっとは鳴りますけど。」

本人的には少しの変化しか感じられなかった(ここが大事)みたいですが、音はどんどん響くようになっていっていました。

 

ではもう一度「腕やろっ骨が浮くイメージ」を持って吹いてもらって良いですか?

→ラシドレミファソラーソファミレドシラーと一度目から上のラが吹けて、そのままブレスせず二回目もスルっとラが出るようになりました。

 

「さっきより少し楽ですねー」

余計な力みや圧がかかっていないという意味で、顔が白いままでした(笑)

 

 

マウスピースを見ながら構える理由

ピストン式のトランペットと距離感は似ているとお話されていましたが、僕は楽器から若干逃げているように見えました。(構える時に顔が楽器から逃げて後ろに引いてしまっている。)

もしかすると、ピストン式のと同じように構えたら「ぶつかってしまうんじゃないか」と無意識に思われているように見えました。

 

「あー。確かに、(楽器が)せまってくる感があるんですよ。」

楽器を口元に近付けたいのに、凄く顔から遠ざけながらヒジもほとんど曲げられてなくて構えようとされていました

「あーー、なるほど。凄い納得(笑)」

マウスピースを見ながらなら距離感も掴めますしね。

 

 

頭の後ろで見えている、の理由

眼球は頭の前、顔にありますが、視神経は頭の中を交差して大脳の後ろ側にある視覚野へ伸びています。なので1つの理由は現実に即した事をイメージする事で視覚や身体をより働きやすくしています。

 

もう1つの理由は、目が前にあるため人は身体の後ろ側を忘れてしまいがちなのでそれの防止です。意識が行き届いていない身体の部位は緊張し易くなります。視覚野を意識する事で後頭部も意識され、より身体全体を動かし易くする事が出来るのです。

 

もう1つ付け加えると、視神経や視覚野はAOジョイント(頭がい骨と第一頸椎との管節)に近い位置でもあります。アレクサンダー・テクニークを学ばれている方はここが最も大事であるとご存知かと思いますが、身体全体の協調作用が良くなり易くなります。

視神経や視覚野、舌や耳といった部位を意識しながら練習するのも役に立つと思います、でもそれならAOジョイント、トップジョイントを意識された方が良いですね。

 

 

コルネットの場合

Aさんはコルネットの方は普段から吹き慣れていたので、逃げる動作は少なかったですが、僕なんかは普段吹かないので構える時は距離感に戸惑ってしまいますね。

 

マウスパイプ隣のベル部分が迫ってくる、ロータリー特有の存在感があるみたいです。

 

ロータリーだけでなく、コルネットの持ち替えで構え方がしっくりこない方はぜひマウスピースが頭の後ろで見えながら、肘や腕が前に曲がると思いながら構えるのを試してみてください。

 

 

 

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