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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

ATと体の事WS2015 体験レッスン3「フォルテで力が入って苦しくなる」

ワークショップでの体験レッスンその3

金管アンサンブルやオーケストラで活動されているバストロンボーンのMさん。

 

フォルテで力が入って苦しくなってしまうんです。

体が固まってるのは分かるんですが、どうすれば良いのかが分からないです。

 

ドレミファソラシドと1音ずつ吹いてもらいました。

(少しブレスが大変そうに見えました。)

 

沢山息を吸わなきゃいけないと思い込んでいる

ブレスを取るとき、どんな事を考えていますか?

「息が無くなるから、吸わなきゃいけない、と。持たないので・・・」

 

なるほど。では楽器を構える時に、対面の床に置いてある水筒にベルの標準を合わせてもらっていいですか?

ブレスを取る時は、そこまで必死に吸わなくても大丈夫です。上のは外しても良いので、出なかったら出なかったで次の音いってみましょう。

 

突っ張った感じが無くなりました。

上を出そうとするとどうしても沢山息を吸いたくなり、緊張してしまうんですよね。

また、上体が後ろに倒れ気味だったのも改善され、呼吸筋がよりブレスに参加してくれるようになりました。

 

タンギング

 今吹いた感じはどうですか?

吹き易いですが、F、Gから力の入れどころが分からないというか、上手く音になって無い感じがします。」

 

タンギングや発音で意識している事はありますか?

「元々タンギングが出来て無かったらしく、大学入った時にタンギングしてないと言われ。やってるつもりでもやってないみたいで、タンギングが上手く出来ないのはあります。」

 

では、裏拍でタンギングしてもらって良いですか?「(ン)ター、(ン)ター、(ン)ター」という感じで。

 

すると発音から音の輪郭がハッキリしだし、ブレスはとても自然になりました。

 

音出す前の準備が出来たというか、そんな感じです。」

「全体的には出し易くなってきてますね。たしかに似たような事言われた事あるなってのはありました。これの事かー、と(笑)」

 

最近タンギングとしてお伝えしているのは、(息の圧を)唇にためないという事

世間一般的には「唇の振動とベロの動きと息の流れを同時にしなさい」というのがあると思うんですが、慣れてなければ舌を歯に当てたまま先に息を流して、舌の裏側に息を当て続ける。

息の圧が舌の裏にかかっている状態で、舌を離す。

 

「最近それが出来ないなぁとは気付いてました(笑)確かに、けっこう前に言われてたんですが、それも原因なのかな?とも」

「さっきよりは大分(吹き易い)、音に若干差がありますけど・・・」

 

吸い過ぎ防止

今は一音ずつブレスを取られてたんじゃないですか、試しに2音に1回ブレスを取るように出来ますか?また、最初のブレスの時に「既に肺の中に空気があるな」って感じたら吸わない、必要なら吸ってみてください。

 

→一回ずつでも、ろっ骨が動き沢山吸えていたように見えました。

 

「そんなに吸おうとは思わなかったですね。これくらいでも吸えてる事になるんですかね?今までだともっといっぱい吸わなきゃって思ってて、全然吸ってない気はするんですけど。」

 

「今見た限りでは吸えてましたね。空気が自然に入ってくる感じです。」

 

 

2音ずつ吹くのと、ベロに息圧をかけるのをしつつ、頭が動けて体全部がついてくるから楽器が口元にやってくると思いながら吹いてもらって良いですか?少し手でお手伝いします。

 

また音が変わり(Gで一瞬つっかかりましたが)A、B♭はさっきよりも響きが増えました。

 

  「この辺(肩周りに」変な力がかかっている感じはしなくて、いつもならウッと感じるのが無かったです。」

 

前で聞かれてた方はどうですか?

「下のB♭から途中の中音域は吹くごとにどんどん違う音になっていってる感じがしました。」

輪郭がハッキリしたような感じ。」

 

 

高音域で考えている事

僕が見た限り力まれてるというよりは、高音域に対して何らかの思考のロックがかかっている印象を受けました。

上の音を吹かれている時に息を吸わなきゃいけないとか違う心配事に意識が向いてるように感じました

 

「上の音域って譜面に出てこないので、そもそもその音域に馴染みがないってのもあります(笑)音程とかもイマイチだと思いながら吹いてたりしますね。」

 

なるほど、迷われてたのかもしれませんね。

では今吹かれたオクターブしたから吹く事できますか?低音なので、ブレスのタイミングは2音に1回ではなく好きな時で良いので。

 

凄く低い音からドレミファソラシド、レミファソラシド

今度は全体的に安定して吹かれましたね!

 

「大分、しっかりちゃんと吹けました。」←初めて全て肯定的な感想頂けました^^

一生懸命吸おうとはしなかったんですけど、必要な分はちゃんと入ってきました。」

 

前で聞かれてた方はどうでしょう?

「上の音になっても積極的に音が出ていました。」

 

高音域を吹く機会が無い分、イメージが足りないのもあるかもしれません。

また、低音は沢山息を使うので、その分息も自然に吸えるんですよね。

 

個人練習の時にブレスを自分で積極的にやらないブレスは体に任せる意識をもってやると良いと思います。

 

 

Mさんが書いてくださったワークショップのアンケート

普段の悩みとして「音量が出ない、息が続かない、高音を長く吹き続けられない事」がありました。

 

今回WSに参加して「肺や横隔膜の位置など、イメージを実際の位置が異なっていたことに気付けて良かったです。」

 

普段の悩みについては「具体的にどうしていけばよいかを理解できました。」

 

「まわりにも、ATに行ってみるとだいぶ変わるんじゃないかという人がいるので、すごく力が入っている人」にトクヤさんのワークショップ、レッスンを勧めたいです。

 

今後は「腕の動かし方、高音へのアプローチ方法」を知りたいです。

 

 

高音のアプローチとして以前書いた記事を。
レッスンで実際に吹いてもらえば良かった・・・

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

tokuya-tp.hatenablog.com