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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

古い習慣をやめたい時に知っておきたい事。

古い習慣や悪いクセをやめたい時に頭の中に入れて置いて欲しい事です。

幾つかありますが「上手くいっている感覚」を手放す必要があるという事。

 

この記事の内容。

「上手くいっている感覚があると間違った方向にいっている可能性がある」

「それは本当に新しい練習を採用した結果得られた感覚なのでしょうか?」

「違和感は上手くいっている証拠、どのようにして行うかを意識する」

 

演奏やスポーツ等で「今も十分出来てるけど、新しい方法を試せばもっとより良くなるはず」と思えた時、新しい習慣・方法を試して結果が良ければ身につけたいと思いますよね。

その方法を繰り返し、段々慣れてきてそのうち「上手くいっているな」と思える時期が来ると思います。

 

しかし、この上手くいっている感覚を頼りにしてしまうと思っている結果とは違う方向へ向かってしまう可能性が出てきてしまいます。やめたい習慣をしてきた期間が長ければ長いほど、注意しなくてはいけません。

 

 

どういう事かといいますと、その上手くいっている感覚は新しい練習方法を身につけて行った結果得られた感覚なのか、知らぬ間に昔の習慣が出てきて上手くいっているように感じているだけなのか、どちらなのかあなたに判断出来ますか?という事です。

 

我々の脳はなじみのある行動を好み、良いモノとして判断します。

上手くいっている感覚も実は古い習慣が積み上げてきた結果起きるフィードバックなので、上手くいっていると感じたら古い習慣に戻っている可能性が非常に高いのです。

脳は習慣や慣れ親しんだ感覚に非常に流され易く、「こうやっている」と思っている事でさえ出来ていないどころか反対の事をしてしまう事さえあるのです。

 

 

逆に言えば違和感を感じたら上手くいっている、とも言えます。(ただし確実ではありません)

 

例えば、箸の持ち方を変えたいとしましょう。

いわゆる「正しい箸の持ち方」なる写真を見て、一本は親指のこの位置に、もう一本は人差し指と中指で・・・と注意しながら練習をするとします。始めは慣れない動作なので違和感をハッキリと感じます。しかし、練習していくうちに慣れてきてそのうち違和感無く使用できるようになります

 

そこで見て欲しいのは、その手の使い方は最初にイメージしたものでしょうか?という事です。

(もちろん箸の使い方に正解は無いですし、食べられればOKだと思います。痛みがなく効率良く使えていれば細かい事は気にしないでしょう。なので「いわゆる正しい持ち方」と書きました。)

 

始めは違和感を感じつつも注意してどのようにしてやるかを意識しながら練習していたと思いますが、いつのまにかその意識が薄れ上手くいっている感覚(もしかすると古い習慣)を頼りに練習していたのかもしれないのです。

もし古い習慣と混同して練習ていた場合、それが結果に色濃く出ている可能性もあるという事です。

 

 

アレクサンダーさん本人は「感覚的な評価は当てにならない」と彼の著書に書かれています。つまり自分が正しく行えているのか、昔の感覚で行っているのかは正確には判断しきれないのです

 

 

ですので、大事なのは習慣を変える初期段階では上手くいっている感覚を手放し、たとえ間違っているように感じてもどのようにして行うかを意識し続ける事をおススメします。

どのようにして行うかと明確化したら、全ての動作の前にアレクサンダー・テクニークを用いてみましょう。「頭が動けて自分全部がついてきて」と思い続けながら新しい事をする。

 

心地良く感じるのはもっと後の事です。