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サトウトクヤのアレクサンダー・テクニーク~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

ウォーミングアップは必要な時に必要なだけする

レッスンであった生徒さんとのやりとりから、ウォーミングアップについて色々と書いてみました。

 
午前中は調子良かったのに、昼休みを挟むと途端に吹けなくなってしまうんですがなぜでしょう?
 

 

 
どんな感じでバテるの?
 
午前中は唇が自由に振動するのに、午後の授業になると唇が固くなるというか上手く音になってくれません。
 
(昼食や昼休みの過ごし方、たまにある昼休みのレッスン(音大なので)など話を聞いてみたものの原因となりそうなのはありませんでした。)
 
もしかして3限目の授業が始まる前にウォームアップしてない?
 
特にしてないです。
 
それじゃないかな?
1時間、日によっては吹かない時間が30分空いたらウォームアップし直しても良いと思うよ。
 
 
 
人の身体は元に戻ろうとする働きが強いので、1時間も吹かないでいたら唇は元に戻ってしまいます。
自分の場合、三時間とかのリハでも休憩終わったら軽くウォームアップし直しますし、5分くらいの休憩なら休まないで吹き続けた方が調子良いくらいです。
 
「30分ごとにウォームアップ」で最初は驚いてましたが、上記の説明をすると納得してくれました。
 
朝一にウォーミングアップした状態がいつまでも続く訳ではありませんから、必要と感じたら都度ウォーミングアップするのをオススメします。
 
 

ウォーミングアップしないと吹けない?

絶対ウォーミングアップをしなくてはいけない訳ではありません。「ウォーミングアップをしないと吹けない」と思い込んでいる方がいたら、それはウソです。
 
大抵はウォーミングアップしないと吹けないと思い込み、その不安から身体や唇を固くしてしまうので吹けないだけなのではないかと思います。
 
当日リハから本番まで1時間空くことは良くありますし、リハ無しでいきなり吹かなくてはいけない場合もあります。この場合、息を流すだけなど音を出さない練習をすると良いと思います。
 
 

ウォーミングアップ無しでも吹けるように?

「ウォームアップしなくても吹けるようにしておいた方が良いよ。」なんてアドバイスありますよね。音出し無しで吹かないといけない状況も少なからずあると思うので、少しずつ取り入れると良いと思います。
 
いきなり実行するのではなく、調子の良い日が何日か続いたら「明日はアップ無しで合奏に挑もう」とやると良いと思います。
 
ちなみに「ウォーミングアップ無しでは吹けなくなってしまうよ」というアドバイスは精神面でのみ当てはまるのかなと思います。「ウォーミングアップしないと吹けない」と思い込んでいる人には役に立つと思いますが「吹け無くなるぞ」と言うよりは「アップ無しでも吹けるよ!」と伝えたいですね。
 
 
ただ、吹き方が安定していない人はウォームアップ無しで吹けるようになるのはまず難しいです。ほとんどの場合力む癖が身につきます
 
普段の練習からウォーミングアップをしっかり行い、まずは自然に吹けるようになると良いと思います。しっかりと言ってもウォーミングアップに1時間かけるのは長過ぎるので個人的に10分くらい、長くても30分以内に納めた方が良いとは思います。
 
 

ウォーミングアップは短ければ良い?

こう書いていくと「ウォーミングアップは短ければ短いほど良いんだ!」と思われるかもしれませんが、その人の状態にもよります
 
先ほども書きましたが、吹き方が安定してない人。目安としてはどんなに不調でもハイBbは吹けるくらいでしょうか。そうでなければ丁寧にアップした方が良いと思います。
前日吹きすぎて唇がパンパンな人も、丁寧に行った方が良いですね。
 
その他マウスピースや楽器を変えた人、何日か吹かなかった人、いつもとは違う環境で吹くなんて場合は丁寧に行った方が無難です。
長くでは無く丁寧に、です。
 
 

毎日吹けるのか週末しか吹けないのか

週4〜7日吹ける人もいれば、週1〜2日しか吹けない、なかには月に数回なんて人もいると思います。
 
毎日吹ける人ほどウォーミングアップは短く、吹けない日が多い人ほど長くなる印象がありますが、これもその人の状態によると思います。奏法が安定している人であれば週末プレイヤーでも数分で終えられると思います。
 
毎日吹けるに越した事は無いですが時間的に無理であれば、自分の吹ける日数に合わせてウォーミングアップする、より自分に合った方法を見つけると良いと思います。
 
 

ウォーミングアップするのは唇だけじゃない

「ウォーミングアップ=唇をほぐす・振動させる」ためにやっている方いるかもしれません。(僕はほぐしたり柔らかくさせようとは思ってなく「自然に振動する唇にしよう」と思ってやってます。)
 
唇だけでなくウォーミングアップは唇だけでなく呼吸にも必要だと思っています。
日常的に呼吸について意識されていればあまり必要ないかもしれませんが、そうでないとすぐ浅い呼吸になってしまいます。そうすると身体が固くなり、身体が柔らかいまま深く吸い込む事も吐き出す事もし難くなります
 
筋肉を鍛えるようなイメージではなく、風船のようにただ膨らみしぼむ、そして力む方向でなく脊椎が長いまま自然に収縮する方向で吐き出すイメージをされると良いと思います。
 
普段の呼吸が浅いと身体が固いのでたくさん吸おうとすると緊張してしまいますし、そのまま無理に吐き出すと力みを伴いつつ身体を縮ませて吐いてしまいます。
 
深い呼吸をするには少しずつ開発していく必要があります、新品の風船も何回か膨らませれば膨らみ易くなりますよね。一瞬で吸って一瞬で吐くのは無理のない深い呼吸が出来てからの方が習得しやすいのかなと思っています。
 
 
参考になれば幸いです。
 
 
 

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