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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

バックの7Cは本当に初心者向けのマウスピースなのか?

これはアレクサンダー関係無く、私や他の方の経験に基づく物です。


皆さんが最初に手にしたマウスピースは何でしょうか?バックの7C、ヤマハ11Cが多いのでしょうか?楽器を購入したら最初に付いてくる、いわゆる初心者向けマウスピースですね。

ですが、ここ数年において徐々にですが、この2本は初心者向けと呼ばれなくなってきています。最近はバック3C、ヤマハは14C?B?あたりが付属されてます。


理由は様々ですが、私が納得する理由は2つ。
理由の1つはリムが鋭い、もう1つは初心者にとってカップが深すぎる。です。


私が最初に購入したのはバックの6Cでした。トランペットを始め2、3週間ほどした頃、先輩につれられ楽器屋へ。バックとヤマハのマウスピースを並べられ試走した結果6Cになりました。

それから半年ほどして、7Cを選んだ友人にマウスピースを借りて吹かせてもらったのですが・・・痛い、リムが鋭く感じ、とにかく痛い印象を受けました。

リムの内側は鋭く、リムの外側は丸みを帯びて不安定、結果リム幅が狭くなるのでまー唇に刺さる刺さる・・・。好きな人もいるでしょうけど、私からしたら口当たりが良いとは言えません。

バックのリムで良い印象を受けたのは10-1/2C、5C、6C、3Cでしょうか。7Cより比較的口当たりは良いです。そしてバックでない、リム形状のフラットなメーカーのマウスピースを7Cユーザーに吹かせると決まって「口当たりが良い!」と言うのです。

フラットなリムに対してよく言われているのが「口当たりが良くバテにくい、ハードプレスになりがち。」ですが、プレスはある程度必要ですし、練習して加減を見つければどうとでもなります。


余談ですが、バック7Cは元々リムを削る事前提で作られていると雑誌で読んだ事があります。その人に合ったリムにするためリムの頂点が高い、だから痛いのかなぁと。バック7Cを平らに削ると5Cに、さらに削ると3Cになる・・・とか。



リムの話は一旦ここまで。



カップについてですが「初心者に対して深すぎる」と話されたのがBobby Shew氏です。

(私はビッグバンドジャズがメインなのでジャズ吹きを引き合いに出してしまいがちですが、国際トランペット教会の偉い人でヤマハから彼のモデルも出ているくらいの凄い人、と思っておいてください。)


Bobby Shew氏はジャンルを問わず、初心者はミディアムカップをオススメしていました。ディープカップはある程度吹けるようになってから。シャロウ(浅い)カップは「子供にフェラーリを買い与えるようなものだ。」と。


さて、オーケストラでのフルサウンドを必要なプロプレイヤーならいざしらず、楽器始めたての子供が深いマウスピースを渡され必死にエアーを入れている現状。成長途中な彼らのエアーでは、ある音域から苦しくなってしまうので結果プレスに頼る訳ですが・・・リムが痛い。



初心者は様々な面において加減を知りません。どれだけ息を入れるのか、どれだけプレスするのか。

プレスの加減をしらない初心者が、それこそ息もろくに使えないのに上の音を出したいからと過剰にプレスをして痛い思いをする。痛いので痛くない場所を探してアンブシュアをこねくり回し、唇がリムに収まらない等々・・・。

バックの6Cも深いです、7Cよりも。それでも7Cより口当たりはマシだったので吹けてました。


もちろん始めたての子供でも吹きこなせる子はいますが、よほど相性が良くない限り使い続けないのでは?もしくは顧問が、先輩が言うから使い続ける・・・。

吹いている本人は何か「気付き」がありましたか?「先生や講師の方から言われたので」と自分から可能性を無くしていませんか?

バックの音色が良いというのは分かりますが、まずは楽しく演奏してほしいなぁと思います。大抵楽器屋に行くとこれらを出されますが・・・他のメーカーのも試して欲しいです。必ず先輩やトランペット吹きの方と同伴で。

 

個人的にはバック10-1/2、5C、3C当たりが良いかなと思います。

ヤマハの11Cは吹いた事ありませんが、確かバック7Cのコピーと聞いた事があるので、同じ理由でしょうか。すいません。
ヤマハで好きなのはカスタムの14B4、Shew-JAZZです、他にもあると思いますが。

 

色々と試してみてください。