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サトウトクヤのアレクサンダー・テクニーク~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

トランペット、アレクサンダー・テクニーク教師サトウトクヤのブログ。アレクサンダー・テクニークとトランペットについて。Facebookページやツイッターもやってます。

リップトリル・シェイクについてとやり方・方法

リップトリル・シェイクについてとそのやり方・方法を書いてみたいと思います。

 

リップトリルが上手くできません→口(アゴ)をアウアウ、アイアイやれば出来るよ→できない!って良くあると思います。

 

何が起こっているのか、何故出来ないのかも合わせて書いていきます。

 

 

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リップトリル・シェイクとは?

普通のトリルは運指を変えて2つの音を交互に演奏します。トランペットなら開放0と1・2番を交互にソラソラソラ・・・といったように。

 

リップトリルは運指はそのままで上の倍音の音と素早く交互に演奏する奏法です。

簡単に言うと凄く早くしたリップスラーですね。比較的狭い範囲で行き来します。

 

シェイクはジャズやロックで用いられるイメージです、クラシックでシェイクって聞かないですよね。リップトリルよりも倍音の幅が広く「ウインウイン」「ギュインギュイン」と音を行き来する感じ。ジャズだと幅が大きくても小さくてもシェイクと言ってる気がします。

 

指を変えないので、それ以外の要素(息やアゴ、舌のコントロール、唇)によって変えます。

 

 

何が起こっている?

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リップトリル・シェイクを軽々と演奏されている方を見ると一見何もされていないように見えます。ハンドシェイクをされてる方は動きで分かりますが、見た目を真似して上手くいくケースも少ないのではと思います。

 

やっている事は運指を使わず素早く音を変えているのですが、実際に起こっている事は唇の振動数が変化しているという事です。

 

リップスラーをやる、舌を動かす、アゴをアウアウ動かす、楽器を前後に、上下に動かすなど様々なアドバイス、練習法がありますが、それらは全て唇の振動数を素早く変化させたいためにやっています。

 

 

楽器を動かす方法

アマチュアの多くの方が採用しているのは楽器を動かすリップトリル、いわゆるハンドシェイクではないかと思います。

 

手でやる場合は楽器を動かして、唇のテンションを変えたり楽器の角度を変えて振動数を変えています。

 例えば五線譜の真ん中のソを吹いていてマウスピースを押しつければ上のドが出る、といった様に唇のテンション、張りを変える事によって素早く振動数を変える方法があります。

楽器の角度を変えて(結果、アゴや舌を動き)息のコントロールをしている場合もあります。

 

この場合、ソを吹いている時にある程度プレスを弱めておいて、上のドを吹く時にプレスを強めている事になります。

もし元からプレスが強くソの時点でプレスを強くし過ぎていたら、そこから押しつけても変化の幅が小さいので変わり難いです。

もしくは先に上の音を吹いておいてプレスを緩める、強めるを交互にやると過剰なプレスを避けられます。

 

メリットはリップトリルのスピードを手でコントロールし易い点

デメリットは唇へのダメージがあるのでバテ易くなる点、細かいリップトリルが苦手な点です。クラシックでも使いにくいのではと思います。

※個人的主観です、個人差もあると思います。

 

ハードプレスの人は出来ないとエリックさんが話されていました。

 

 

口でやる方法

もう1つは口でやる、舌、アゴをアウアウ、アイアイと動かしてやる方法。通常のリップスラーを素早くやる方法です。いわゆるクラシック奏者のするリップトリル。

 

舌やアゴを動かして口の中の広さを変化させる事で息圧を変え、唇の振動数を変えます。この場合、少しの息の変化でも振動数が変わる唇の柔軟性が必要なので、唇を固めて吹いている人はこの方法でリップトリルをするのは難しいです。

 

ハンドシェイクをする場合でもある程度の唇の柔軟性が必要ですが、そこまでではないので多くの人が手でかける方を採用しているように思います。

 

メリットは手でやるのと逆で唇にダメージが少ない点、ファーガソンの様に息のコントロールだけで細かくかけたり、広くかけたりとその両方がし易い点

デメリットは派手なシェイクをかける事が苦手な事でしょうか?

 

 

両方でかける場合

恐らくクラシックよりも、ジャズ系やスタジオプレイヤーの方の多くが曲に合わせて採用している方法だと思います。

 

両方のメリットを持ちデメリットを補える感じがします、特に広い音域でのシェイクで口でやるだけより手でもかけられるので楽になるのではと思います。

例えば最初はハンドシェイクメインで大きくかけながら、だんだん手の動きを減らし細かくかける、なんて切り替えもし易いと思います。

 

今まで別々に使用していた方は、お互いがバランス良く働くポイントを見つけると良いと思います。

今まで100の労力をかけて口でしていた人が、ハンドシェイクの人を真似して手の動きも100でやるとバランスが悪くなってしまいます。 口メインでするなら口の労力を70、手の動きを30にしたり、手の動きを70にして口はサポートで30くらい、とバランスを取ると良いのかなと思います。

 

 

共通して大事なのは息の支えと柔らかい唇

よく「舌・アゴで変えるんだ」と言われていますが、それだけで出来る人は少ないと思います。

それは息の支えが足りず、唇を固くして吹いているため少しの息の変化では振動数が変わってくれないからです。先ほども書きましたが、そもそも音の出し方が唇を突っ張らせていると上手くできません。

 

楽器を揺らす方が簡単で一見出来ているように見えますが、音が変わり切っていなかったりリップトリルともビブラートとも言えない変化だったりする事が多いですよね。

 

 

リップトリル・シェイクの練習方法

唇の振動数を少しの息の変化で変えるためには柔らかい唇が必要(ある程度の張りは必要ですが)。柔らかい唇で吹くには、唇で圧を作らず息の支えが必要です。

 

練習としては個人的にリップスラーが良いのではないかと思います。

中低音のリップスラーの時点で無意識に唇を固めて吹いていないか、舌とアゴを動かしブレスコントロールで吹けているかを確認すると良いと思います。

 

ビブラートをメインで練習してリップトリルに繋げる人もいますし、マウスピースだけでトリルのコツを掴んでから楽器で吹かれる方もいます。

 

 

 

リップトリル、シェイクは自分も出来るだけでまだまだ使えるレベルではないので、精進して行きたいと思います。

 

 

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