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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

初めてトランペットで音を出す時。

初めて音を出す時のアイディアを幾つか書いてみました。
(2014/4/19 現在)

唇を横に引っ張る必要も、唇の両端をギュっとやる意識も、巻き込む意識も実は必要ないんじゃないかなと思いました。


それでは、聞いた話+自分で試してみた初心者向け、トランペットの音の出し方。

1、唇を湿らす(舌でペロっとなめる。)
2、マウスピースも湿るよう唇に滑らせながら当てる。
  ※口は閉じたまま当てる。
3、優しく息を入れる。「スー」と音が聞こえる程度。
4、徐々に唇を閉じる。
5、唇が「ブブッ」っと一瞬でも震えだしたら息を徐々に強くして行く、同時に唇によりマウスピースを密着させていく。


以下、個人的解説です。

 

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1、唇を湿らす(舌でペロっとなめる。) 
経験者の方は口が濡れたら滑って吹けないよ!という方いらっしゃるかもしれませんが、演奏時の唇って意外と動いているんです。アレクサンダー・テクニークでも常に動いている、動けるという事を意識するのが大事ですね。乾いた唇でリムに張り付けてしまうとそこで動きが制限されてしまうのです。それに乾いた状態で無理に吹くと唇が切れる原因にもなりかねないですしね。


2、マウスピースも湿るよう唇に滑らせながら当てる。
もちろん唇が湿っている程度では、乾いたリムに当てた瞬間ベタっと張り付いてしまう事があります。マウスピースを唇上で滑らせ、リムも湿らしてフィットしてみましょう。金メッキの場合、銀メッキよりも口当たりが滑らかで滑り易いので試してみると良いかもしれません。


もう1つ大事なのが口を閉じた(唇が上下触れた)まま
当てる事です、開いたままリムに当てるとその後で閉じる働きを通常より多く(大きく)しなくてはいけません、場合によってはこれも力む原因になってしまうかも?後述しますが、息を吹けば唇は自然と開くので、その分(必要な力)だけで閉じる方が効率的です。


3、優しく息を入れる。「スー」と音が聞こえる程度。
トランペットは肺活量が必要という考えを持っているのであれば驚くかもしれませんが、息の量はそんなに重要ではないのです。速い息は高音に必要ですが、初心者はそれと同時に唇も絞めている事が多いので音にならない事が起きてしまいます。優しくすこーし吹くだけで音って鳴るんですよ。


4、徐々に唇を閉じる。
スーっと息を通すと唇が開くのが分かると思います。それを閉じて上下の唇を触れ合わせます。すると息によってまた開く→閉じる方向に力を入れているのでまた触れる→開く・・・の繰り返しになり、振動が始まります。この時閉じる加減がどれくらいかな?という実験をすると面白いです。リップ・バジングではこの加減が判断しにくいと思います。

唇が湿っていないとひっかかってしまい、強めに息を入れないと振動しにくくなると重いので、乾いてしまったと感じたらまたペロっとなめてみてください。


5、唇が「ブブッ」っと一瞬でも震えだしたら息を徐々に強くして行く、同時に唇によりマウスピースを密着させていく。
ある程度の閉じる力になると音が発生し始めます。このままでは音にならないのですが、ここで必要以上に唇を閉じてしまうと力むクセがついてしまうので息を強めます。息を強めると漏れる可能性も出てくるのでそれに合わせてマウスピースをより密着させます。くっつけるという言い方も良いですね。

4、5でどれくらいが適正なのか、それを確かめる実験としてしばらくやると良いと思います。


慣れてきたら

1、2、をして
3、唇にマウスピースをより密着させる。
4、唇を閉じる。
5、吹く。

でも大丈夫だと思います。


・上手くいかないと感じたら
・もう一度ペロっとなめてから当て直しましょう。
・3の最初はもっと優しく息を入れてみましょう。
・4で口の閉じる力加減をじっくり観察してみましょう。
・5で息を強める時に唇に力が入ってないか確認してみましょう、もし入っていたら密着する事を意識してみてください。

初心者の方が音を出せずに「スカー」っとなってしまうのは息が強すぎるから、息が入らず顔を真っ赤にしてしまうのは唇を閉じプレスを過ぎているから、だと思います。そこの力加減を順々に見て行く事で「難しい」を回避できたら良いなと思います。



観察→分析→実験→プラン→実行→観察・・・
アレクサンダー・テクニークではよくこれらの言葉が出てくるのですが、観察と実験を意識してやるのを個人的におススメします。僕も実際に吹いてその時のプランを幾つか書きましたが、その人が今何かしてるかまでは実際に見ないと分かりません。なので
一番大事なのは自分を観察し続ける事なのかなと思いました。

そしてこの時「今何してるんだろう???」と考え過ぎてしまうと逆に身体も思考も固まってしまいます。なのでこの時にアレクサンダー・テクニークを使う事をおススメします。

頭が動けて、身体全部がついてきて、と思い続けながら、1~5をやってみてください。



もっと良いやり方ありましたらご教授頂けると嬉しいです。

 

 

 

www.reservestock.jp