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サトウトクヤのアレクサンダー・テクニーク~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

トランペット、アレクサンダー・テクニーク教師サトウトクヤのブログ。アレクサンダー・テクニークとトランペットについて。Facebookページやツイッターもやってます。

初心者こそ最初から楽器を吹かせてもらおう

トランペット初心者の皆さんへ バジング アンブシュア

タイトルを見て「え?いきなり??」と思った方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?

トランペットに限らず金管楽器を希望した場合、最初にマウスピースだけ渡される事が多いのかなと思います。経験者の方は御存じ「マウスピース・バジング」ですね。フォロワーさんにもやった事ある方が多数いらっしゃいました。

マウスピースだけで音を出し、ある程度音階を吹く。初心者はマウスピースで音が出るようになってから、唇を振動させるための練習に必要、マウスピースで音が出ないと楽器は吹けない、良い音にならない・・・・

実はこれ、そうでもないのです。


前にも(こちら )にも書きましたが、楽器を吹く時のバジングとマウスピースだけのバジングは違う事をしています

 

 

なのでバジングのテストで楽器を選別してしまうと将来有望な子が誰なのか分からなくなってしまうのです!また何も考えずにマウスピースだけで吹くと唇を無駄にしめるクセがついてしまう事も・・・。

マウスピース・バジングをやめて4年経ちますが、アレクサンダー・テクニークのレッスンでも未だに「今力入れてたけど唇は何かしてくれるの?」「そこはだたの通り道だよ」「音を出すのにあなたがするのはこっち(お腹を指さして)だよね?」と言われます。(楽器演奏をされない先生にまで見抜かれるくらい、クセが残ってるみたいです。)

つまり必要なのは息を吹く事。空気は肺に入り、下から上に流れる事を意識して、それをやるという事なのです。

例えるなら、バジングはサドルを取った自転車をこぐような物でしょうか?

サドル(プレスや楽器の抵抗)のおかげで安定
するのに、常に立ちながら(唇をしめながら)こがなくてはいけない。ペダル(楽器)に力(振動)をスムーズに伝えた方が効率的なのに、立つ(安定する)事にも筋肉を使っているのでロスが生じバテる


ご存知の通り人は本来、生まれた時から何度失敗しても練習を繰り返して自分の物にしていける・・・
とても素晴らしい能力を持っています。トランペットも吹きながら調節して吹けるようになっちゃうんです。(ノイズや音程等に対して良い、悪いという意識がなければそこはそのままですが)

それを邪魔しているのは、世間一般的なトランペットのイメージだったりもしますね。

トランペットはマウスピースで吹けるようにならないといけない、唇を横に引っ張る、巻き込む、息を思いっきり入れる、肺活量が必要・・・なんてイメージを持っている人と、何の知識もない人なら断然後者の方が上達スピードは早いでしょう。

音を出すのに必要ではない事をなぜわざわざ行うのでしょうか?また、バジングが出来ないからといってセンスが無いと誰が言えるのでしょうか??アレクサンダー・テクニークの考えから不必要な事を手放す、やりたい事を最小限の力でやるのであれば、必ずしも必要ではないんですね。


また、無意識の
習慣になっている方はバジングをしないと不安で仕方がないのだと思います。唇が振動するかどうか不安・確認したいという理由でバジングをしているのなら、楽器を付けたとしても「唇に対する不安」は消えないのではないかな?と思うのです。なぜならバジングする事によって唇(振動)への意識がより強くなっていると思うので。

ここでアレクサンダー・テクニークを使うとそういったイメージ・不安を持っていても対応する事が可能です。1を思った時点でかなり変わってるはずです

1、頭動けて、体全部がついてきて(と思い続ける)
2、マウスピースが口にやってきて、腕は楽器についていって
3、息は下から上に流れる事を意識して
4、吹く


長くなりましたが、これから新入生を迎える先生、先輩の皆さんにはまず最初にトランペット本来の楽しさを伝えてあげて欲しいと思います。また、新入生の皆さんはバジングが出来なくても気にしないでください!もしバジングの選別テストがあったら仕方ないです、バジングしましょう。その後で楽しいトランペットライフが待ってますよ。



バジングについては賛否両論、
様々な意見がありますが今のところ初心者・ウォーミングアップにはおススメ出来ないという考えが多数派なのかなと思います。

もちろんバジングを練習に取り入れている方は沢山いらっしゃいます。そういった教本・メソッドはありますし、ちゃんとした先生の下で注意して行えば成果も出るのだろうと思います。僕自身、そういった指導者に巡り合えず遠回りした結果、今の自分に合っている練習方法にたどりつけましたが、もしかしたら違う道もあったかもしれません。




次は「誰でも吹ける、トランペットの音の出し方(仮)」です。

 

 

 

www.reservestock.jp