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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

トランペット金管楽器のバテ・スタミナはブレスとプレスと○○筋のバランスで決まる

トランペットのバテ、スタミナについて書いてみます。

 

金管楽器全部に言える事かもしれませんが、基本トランペット目線。

 

金管奏者にしか分からない唇のバテ問題。

スタミナが欲しいと思う奏者はたくさんいると思います。

 

どうすればバテにくくなるのか。そもそも金管奏者のスタミナとは何なのか?

 

 

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スタミナはブレスとアンブシュアのバランスで決まる

絶対とは言えませんが、恐らくそうだと。

 

音を出すにはある程度の圧が必要です。

中低音ではそれが小さくてすみ、高音(ペダルトーンも?)では大きい圧力が必要になります。その圧力を何が生むかというと、ブレスとアンブシュアです。

 

強靭な呼吸筋を持っていても口元である程度セーブしないと息はただすっぽ抜けるだけ。呼吸筋だけで息圧を作ろうとすると苦しくなると思います(=身体がバテる)。強靭な口輪筋を持っていてもブレスがしっかりしていなければ口が閉まるだけ(=唇がバテる)、なのではないかと。

 

 

息圧確認の実験

試しに楽器無しで、大きく息を吸い

口を開いて「ハー」と息を吐き切る

口を閉じぎみにして「フー」と吐き切ってみてください。

 

おそらく「ハー」では一瞬で息が無くなり、「フー」の時は息が口元でセーブされかつ圧のある息になったはずです。これに似たような事をアンブシュアでもやる必要があります。

※「ハー」「フー」は実験のため用いました、実際の演奏で「ハー」がダメとかそういう意味ではありません。

 

 

そもそも息が流れていないと弱い息を元にアンブシュアをこねくり回して息圧を作らなくてはならなくなり、バテます。息が流れていてもアンブシュアが弱い(orプレスが弱い)と息がダダ漏れで身体がバテます。なのでスタミナはブレスとアンブシュアのバランスによって決まります。

 

 

息圧を生むブレス

さきほど実験しましたが主に息圧が生じる場所はアンブシュアです。

他にもあるんでしょうが現時点ではここで。

 

しかし、息圧を生じさせるだけのブレスも必要になります。水が少ししか流れていないのに水道ホースの先端をつまんでも水の勢いは強くなりません。なので安定した、しっかりとしたブレスが必要になってきます。

 

しっかりとしたブレスが必要です。人によって定義は異なりそうなので「正しいブレス」よりもこの表現にします。これが無いとアンブシュアをどうこうしても低い息圧しか生じませんしバテます。そしてこのブレスにも2種類ある気がします。

 

 

1つは息の量を優先するフルブレス派

フルブレス、ビッグブレスと呼ばれる呼吸、たくさん吸えって事です。風船をイメージすると簡単ですが、たくさん膨らませた風船の方が息の出が良いですよね。少ししか膨らませないと息圧が生じず、空気は勢いよく飛び出していきません。

 

もう1つは呼吸筋によるブレス、呼吸筋派とします。

人は風船ではありません、人間には呼吸筋という息を吐き出す機能があります。息の量ではなく呼吸筋を発達させ、しっかりとしたブレス供給をします。この人達は少ないブレスでも息圧を作る事が出来るので沢山吸うのは逆に良くないと言います。ウェイン・バージェロンもカール・サンダースも似たような事をいいます。ボビー・シューも?

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

アンブシュア(口周り)の支え

どんなに素晴らしいブレスをしても、口元の支えが無いと宝の持ち腐れです。

 

出て行く息に対してどれたけ圧をかけられるか。

方法は2つあり、唇自身のハリを強めてアパチュア・コントロールをし息圧を高める。マウスピースのプレスを強めて唇のテンションを強くし息圧を高める、のどちらかです。

 

楽器の抵抗は?と思われるかもしれませんが、安定したブレスとアンブシュアでの支えが無いと楽器の抵抗を適切に感じとる事は出来ないのかな、と思っています。

 

アンブシュアの支え判別実験

マウスピースを歯が痛くなる手前までプレスして中低音を吹いてみてください。音が汚くなった人は音域の変化をアンブシュア(アパチュア)メインで行っている。

特に変化ない人達は高音域でプレスを使用し、唇の仕事は本当に振動だけにしている人達です。

 

トロンボーンなどマウスピースの大きい楽器の人達はあまり変化ないかもしれません。マウスピースが大きいので振動に影響が出にくい、もしくは既に口輪筋が発達している可能性があります。

 

 

どちらが良い悪いではなく、アンブシュアの支えは2通りあります。つまり、唇自身によるハリで作るのか、マウスピースプレスによって作るのか、です。前者はフルブレス派、後者は呼吸筋派に多い気がします。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

そしてその配分が唇自身のハリが多いのか、プレスが多いのか、で変わります。息とアンブシュアのバランスも大事ですが、アンブシュアのバランスの中にさらに2つあるんですね。

 

金管楽器のスタミナ=ブレス+アンブシュア(口輪筋vsプレス)

 

 

フルブレス派≒ノンプレス派?

フルブレス派の人達は自ら圧を作る事をほとんどしません。

なので息圧はアンブシュア任せです。

 

つまり高音になるほど口周りは固くなります(振動部位は柔らかい)。そして固くすればするほどマウスピースプレスが邪魔になります、バランスが崩れますからね。

 

アンブシュア=口輪筋80~90:プレス20~10

 

なのでノンプレス・ソフトプレス推奨派でもあります。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

この人達のデメリット?は口輪筋がバテたらお終いという点です。そして吸えなくなってもお終いです。非常に楽に吹けるのですが、不安定。一時期こういう人のレッスンを受けていた事があり、凄く楽に吹ける時期がありましたが今思うと綱渡りの様な奏法だなと。

 

しかし、口輪筋を鍛える事が出来るのなら、それを回避する事は十分可能だと思います。もし口輪筋が育っていない、なるべくバテないように吹こうとすると弱々しい演奏になってしまいます。力強い音圧のある高音を吹こうとすると口輪筋がバテますから、バテない範囲(狭い範囲)でしか演奏できなくなります。

 

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呼吸筋派、レスブレス派≒ハードプレス推奨?

必ずしもフルブレスで無くても良い、呼吸筋が発達していれば安定したブレス供給が出来る、という考えの人達。

 

この人達は呼吸筋が発達しているので、時に顔を真っ赤にする、力むなど無理をしてしまいがちです。ですが、ハードプレスを使用するとそれが緩和される場合があります。

 

アンブシュアでの支えを口輪筋でなくマウスピースプレスによって行うので唇は柔らかいまま、アパチュアは広いままでいられます。そのため繊細な演奏から力強い演奏まで可能です。なにより口輪筋のバテが無いorかなり遅くなります

 

アンブシュア=口輪筋10~40:プレス90~60(推定)

 

スタジオプレイヤーの多くはプレス推奨派が多いです。もしくは高音はある程度プレスしないと出ないよ、と指導したり説明されている方も。エリックさんもそう説明されますね。

 

 

デメリットとしては歯並びが良くないとハードプレスは出来ません

痛くなって逆にバテや怪我に繋がります。こういう人達(=歯並びの良くない)はいわゆるトランペットに向いていないと言われ、他の楽器に移るか、変なアンブシュアでやり過ごすか・・・。運が良ければソフトプレス奏法を身につける道に進みます。

 

もう1つのデメリットはブレスがしっかりしていないとハードプレスでも痛くなります。ブレスが伴わないと必要な圧が口元で生まれない。なのでもっとプレスしよう!となり無理してしまう。逆にハードプレスは簡単に出来るのでブレスが育っても初心者の頃プレスで痛い思いをした人はプレスを使わないで苦しんでいるのかもしれません。

 

僕は今も昔もずっとハードプレスで吹いてきました。ですが唇に歯型が付いたりバテていたのは最初の1,2年だけで、しっかりしたブレスが出来るようになるとバテた事はありませんでした。ダブルハイCをバリバリ吹けていた頃は唇の感覚なんてものはなく、口とマウスピースが一体化している感覚さえありました。バテるのは本番に緊張して呼吸が浅くなった時だけです。

 

恐らく歯並びの良さ、歯並びに合ったマウスピースに2年目に出会えていたのが良かったのかもしれません。でもこれが良くなかったのかも。最初からバリバリ吹ける人は恵まれている、と言われますが、今思うと不幸なのかも。

 

そして恐らく、ハードプレスで師恩を受けられるのはトランペット(ホルンも?)にしか当てはまりません。大きいマウスピースでプレスをしても大して変わりません。小さいマウスピースだから出来てしまう裏ワザであり罠なのかも。

 

 

これは個人的に思う事ですが、マウスピースの位置が上め(超高位置タイプのアンブシュア)な人より、真ん中くらいかやや下め(中高位置タイプ、低位置タイプ)の人の方がプレスの師恩を受けやすいのかもしれません。僕は中高位置タイプです。※アンブシュアモーションは採用してません。

 

 

近年のプレスをしても良いんだ!という考え

僕は昔からメリットしか感じなかったのでプレスを多用していました。

 

近年、プレスしても良いという考えが広まっています。もちろん必要以上にプレスを恐れている人達がいるのも事実です。自身に合わない角度で演奏するので密着が出来ていない人もいます。

 

ですが、マウスピースのプレスは未熟な口輪筋を補う動作なんだなと強く思う様になりました。これはこの1,2カ月の考えですが・・・。他の楽器は分かりませんが、トランペットにおけるアンブシュアモーションもそうですね。

 

 

プレスが弱いとアンブシュアの支えを唇自身でやらなくてはいけない、だからより密着させてあげる必要がある。ちょっと前までは僕もそう思っていました、確かにそうなのですが、逆を言えば口輪筋を育てればノンプレスでも安定して吹けるようになるんです。

 

つまり、プレスをしていると口輪筋は育たない

歯並びが良く、自分に合ったマウスピースに出会えていれば口輪筋はそこまでいりません。どんどんプレスしてください。ですが、ハードプレスが痛いのならプレスの師恩はそこまで受けられず、また口輪筋も育たないのでどちらの吹き方も出来ず自滅する恐れがあります。

 

トロンボーンなどマウスピースの大きな金管はそもそもリムに頼れないのでプレスしてもあまり意味ないと思います。それに必然的に口輪筋が育っていると思うのでペダルトーンもがんがん練習して良いと思います。

 

大きいマウスピースの人でマウスピースがかなり下の人(上唇にリムの頂点が当たる人、低位置アンブシュア)の人は・・・分かりません。それで良いのかもしれないし、実はダメなのかもしれません。鵜呑みはNGです、ご自身で試してください。

 

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ハードプレスとペダルトー

自分は歯並びの良さと徹底したマウスピース選びのお陰でプレスしてもバテませんでしたが、口輪筋は1mmも育ちませんでした。そしてペダルトーンを練習に取り入れて3年目くらいから調子を崩し始め、潰れました。丁度ペダルCを開放で吹けるようになった頃です。

 

最近気付きましたが、ペダルトーンはブレスだけでなく、口輪筋を育てるトレーニングです。それを理解しないで低音では口輪筋を使いノンプレス、高音でハードプレスで吹いていたのだから調子が崩れるのは当然ですね。恐らく口輪筋が発達した事によりハードプレスとのバランスが崩れたんだと思います。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

プレスを多用する人のノーマルプレスは、口輪筋が発達している人からするとハードプレスなのかもしれません。口輪筋が発達している人のプレスは、そうでない人のノンプレスかもしれません。

 

長い間トランペットに口輪筋はいらないという情報を信じていましたが・・・口輪筋必要でした。自然に育ったから必要ないと言う「吹ける人達」の言葉を鵜呑みにしていると何年たっても上達しないまま終わってしまいそうです。口輪筋を全く使わないから音がプルプルしちゃうのかな。

 

 

最終的にはフルブレス、ノンプレスで、呼吸筋を使うのが良いのかなぁと思ったりしています。それとも呼吸筋が育ったらフルブレスはいらないのかなー、とも。

 

 

まとめ?バテないためには

大したまとめではないのですが

 

バテないために、共通するのはブレスを鍛える事。

これはどの管楽器にもいえそうです。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

そして、ノンプレス派は口輪筋を鍛える事。

(これだけ口輪筋と言っておいて、実は違う筋肉だったりね)

唇の中心は鍛える必要無いと思います。

 

ハードプレス派は自分に合ったリム、カップにを見つける事。

トランペットの場合、ペダルトーンの練習はしない事。

F~C♯までとダブル(サブ)ペダルは恐らく大丈夫。

 

 

そしてどちらも演奏中は息主体で吹けるように練習する事

ここぞって時は仕方ないですが、自身のブレスやアンブシュアに見合わない高音、音量をなるべく吹かない。バカ吹きをしない。バテるのは能力以上の音量、高音で吹くからなのもあります。

 

 

しかし個人練では鍛えるために多少負荷をかける必要はあります。

 

こんなところでしょうか。

 

 

 

 

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