サトウトクヤとアレクサンダー・テクニーク【無料メルマガ】の購読申し込みはこちら

サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

問題を解決する時、必ずしも原因を追究し直す必要はない~NOプランからYESプランへ~

たとえば、あなたがスランプに陥ってしまったとします。

 

前まで自由に吹けていたのに急になぜ?!当然のことながら困惑すると思います。そして次の行動は「原因は何だろう??」と思い何が原因なのか考え始めるのではないでしょうか。

 アンブシュアが変わった?ブレスが足りないから?楽器洗って無いから?etc...

その日から手鏡を持ってロングトーン、今まで以上に過呼吸のようなブレストレーニング、週1で楽器洗浄・・・。なんとかして原因を見つけ出し、それを改善するよう努力するのではないかと思います。

 

ただ、普段の練習からそんな事思って練習していましたか?本当にそれが原因なのでしょうか??もしかしたら原因探しにやっきになって、いつも大事にしていた音のイメージやどうのように吹きたいかという事を忘れてはいないでしょうか?

ひたすら原因を探し続ける事は必ず解決に結びつくものなのでしょうか?

 

 

例え話ですが、ある日突然あなたのパソコンにエラーメッセージが表示され、思うように動かなくなってしまったとします。そんな時あなたならどうするでしょうか?

そのエラーメッセージに書かれた内容を手掛かりにパソコンをいじくりまわすでしょうか?サポートセンターに電話してエラーメッセージを読み上げるでしょうか?

 

まずは再起動しますよね?そしてたいていの事なら再起動すれば直ってしまいます。少し無理に働かせすぎたのでしょうか、機械にもお休みが必要かもしれませんね。。

親に・上司に注意されて気分がすぐれない・・・さて、どう仕返ししてやろうか?なんて考えませんよね。好きなもの食べたりテレビでも見ていたら忘れてしまうと思います。

必ずしも原因をどうこうする必要は無いんです。

 

 

楽器演奏もそういうところはあると思います。

テスト期間が終わり、久しぶりに出した音がやけに響く通る音だったり、高音がするっと出てしまったりした事ありませんか?

たいていの音楽家はずーーーっと練習しなくちゃ気が済まない人が多いですが、必ずしもそうではないんです。むしろやり過ぎな事もあります。

それでも演奏会や合奏練習、譜読みに追われ休む暇もない・・・なんて事は無いので休んでも良いと思います。(そんな訳ない!という思い込みについてはいずれか。)

 

 

指導においてもそうかもしれません。

注意力が散漫で良くミスをする生徒をただ叱りつけるのか、何か別の事を通して知らないうちに音楽に集中してもらうようにするのか・・・。

何か注意するにしても「音が汚いよ」「力んでるよ」と原因と思われる悪い部分を注意すると「自分の音色は汚いので注意しなくちゃ」「力まないように脱力しなきゃ」と悪いところばかり気になってしまい、先に書いた音のイメージなどが無くなってしまいます。音楽から切り離された考えを持ちながら良い音が出るのでしょうか

 

 

この事を少し頭に入れておくと、自分に・生徒にダメ出しをするNOプランから、本当にやりたい・やって欲しい事を伝えるYESプランを上手く活用する選択肢が増えるのではと思いました。

 

 

 

11月3日 管楽器奏者のためのBTワークショップ ~呼吸とカラダのこと~ - アレクサンダー・テクニーク for Trumpet~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~