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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

☆思った事とやる事を一致させる「楽器を口にあて、ただ息を吹いてください」

最初に簡単な実験をします

 

金管奏者は楽器を構え、演奏時と同じようにマウスピースを口にあて、ただ息を流してください

 

木管奏者も演奏時と同じようにマウスピースやリードを加え、同じくただ息を流してください。

 

フルート、ピッコロ等はやった事ないので役に立つか分かりませんが、吹く時の様に口にあて、ただ息を流してみてください。

 

 

音が出た人いますか?

 

 

 

もし音が出たとしたら、それは「思っている事」と「実際にやった事」が一致していないと言えます。そしてそれが演奏において無理をする原因になるかもしれません。

 

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もしかすると楽器の構造上、木管楽器はよほど意識しないと音にならないかもしれません。大きいマウスピースの金管楽器も音にはならず、息を流すだけなら簡単に出来たかもしれません。

 

共通する事もあるかもしれませんが、これより先はトランペット奏者向けの内容として書きます。

 

 

思っている事と実際に起きている事が違う

レッスンでよくやるのですが、楽器を口に当ててただ息を流すだけ。

これで息の音が「シュー」っと聴こえれば良いのですが、たまに「プッ」と振動したり「パーー」と音になってしまう方がいます。

 

この時点で唇や口周りに不要な力が入っている事が分かります。

 

一回目で音になっても「ああ、そういう事か」と理解し、二回目はスムーズに息だけを流せる方もいらっしゃいますが、バテ易いとか高い音が苦手という方は二回目も音になってしまう事が多いです。

 

「息を吹くだけで自然に音になっているから良いんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、それは「音を出そう」と思った時だけです。

 

「息を吹くだけ、流すだけ」と思っている時に「音が鳴ってしまう」のは思っている事と実際に起こった事が違っているんです。

 

 

演奏時にどう不利になるか

マウスピースをあててただ息を流している時(の唇)をニュートラルな状態と個人的に呼んでます。唇の力の入れ具合はほぼゼロです。

 

ですが、息を流すと思っているだけなのに音が出てしまうとニュートラルではないので、その時点で既に力が入っています。更に音を出すとなると、最初から力が入っている分が常に演奏時に加わっている(やり過ぎor邪魔している)事になるので、それだけでバテに繋がります。

 

高音域を吹く時も中低音で力が入っているので、そこに高音に必要な力も加わると余計に辛くなります。

 

 

必要な力だけで唇を振動させるにはどうすれば良いか?

何回か練習していれば息を流すだけなら出来るようになると思います。

その状態から音にする時、金管奏者は唇で何かをしています

 

何をしているかと言うと・・・・詳しくは分かりません。

ある人は唇やアゴを閉じるとも言います、ある人は口角をギュっとする、ある人は唇を前にする、とも。でもこれらはその人固有の繊細な感覚なので、違う人が試したら違う結果になってしまう場合もあります。

 

なので各自で見つけて欲しいのです。

ソの音を吹きたいと思ったら、息を流している状態からどんな事が起きたら音になるのか。音にするのではなく、音になるまで待つ

 

手の平に暖かい息を吹きかけてください、次に冷たい息を吹きかけてください。

恐らく暖かい息では口を開いて、冷たい息では唇をすぼませて吹いたと思いますが、意識してその動きをしてはいないと思います。それくらいで良いと思います。

 

ただ、演奏において「音を出すにはこの口で」と思っていたら必要以上にやり過ぎてしまったり、「口を変えずに吹く」なんて思っていたら何も変化は生まれないと思います。

 

ソの音を吹くために口周りはそれに合わせて自由に動いて良いと思って吹く。」太字が音楽的な考え、赤字がアレクサンダー・テクニーク、実際の動作は「吹く」です。それだけです。

 

 

音が出たから失敗、悪いって訳じゃない

この実験で「音が出た、力んでるんだ・・・」と落ち込む必要はないです。

音の出かたによっては自然に音になっている場合もありますし、力んでいたとはいえ「もう少し力抜いてもいいんだ」という事に気付けたからそれでOKなんです。

 

気付かなければずっと「練習が足りないからだ・・・」と思い続けてしまうかもしれません。でも不要な力が働いていただけだから、それをやめるだけでもっと上達出来るようになるんです。

 

なので、音が出たから失敗とか悪いって訳ではないです。

ぐあー音がなったー(笑)上達の余地があるー!ダハハー(笑)くらいで丁度いいです。

 

 

 

 

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