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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

昔出来ていた事が出来なくなったのは上達したから

昔出来ていた事が出来なくなった問題。

 

 

自分の場合スランプ以降の上達の過程で、音域と音量に問題がありました。

(特に軽く効率的吹く吹き方では音量が、パワーが出ないのか、とさえ思いました。)

 

ですが、スランプだから、下手になったからというよりも上達したから昔のような吹き方をしていないだけ。昔は音や身体の質の低さに気付かず吹いていたが、今はそれを選択していないだけ。だったのかもしれない、と思うようになりました。

 

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それに単純に楽に高音を吹くという事も、はたして今の楽さと昔の楽さは同じなのだろかという疑問も。

 

音域と違い「楽さ」は簡単に比較できませんが、今やっているアレクサンダー・テクニークや音域が広がった事を考えると今の方が良さそうではあります。

 

 

 

昔気にしていなかった事に気付けるようになった

アレクサンダー・テクニークをはじめてから色々と思考錯誤を重ねてきました。

その過程で(昔のように、昔以上に)楽に高音を吹く、音域の拡大、音質の向上などの成果が得られましたが、音量・音圧については今一つでした。

 

特にこの半年間、音量についてかなり悩みました。軽く楽に吹きつつ音量・音圧を出すにはどうしたら良いのか。その間に本番もあったのですが、とりあえず音量を出そうとすると無理のある吹き方になってしまい、この2、3カ月はあまり調子は良くなかったです。

 

最近、昔取り入れていた呼吸法を自分なりのアレクサンダー・テクニークを用いながら試しているのですが、良い方向に働いています。

そして気付いたのは、昔は力みの中でやっていた事を、アレクサンダー・テクニークを知った事で逆に力みを恐れてやろうとしていないのではないかという仮説です。「この動きは力みを生む」「身体の構造上良くない」と思っていた動きが実はそうではなかったり・・・。自分にとってはそれが音量(音圧)が出にくい原因だったのかもしれません。

 

 

 

0か1かで判断出来る事と、そうでない事

なので、昔出来ていた事が出来なくなったのは、より繊細な事に気付くようになったので良くなった部分もあれば、逆に繊細になりすぎて必要な動きをしていなかった。全体的には上達していたからなのでは、と思う様になりました。

 

高い音は出る、出ないとハッキリしていますが、音量については少し曖昧です。そして楽に出るかどうかも今と昔だったり人によって違います。身体のほんの些細な違いや音質の変化なんかもまた分かりにくいですね。

 

 

 

今と昔の楽器・環境の違い、何を重要視するか

また、当然ですが楽器やマウスピースを変更した事も考慮にいれなくてはいけません。

 

昔の楽器はある程度、無理な吹き方をしても鳴る楽器でした。

ですが今の楽器は少しでも乱暴に吹くと鳴りません。昔のは多少乱暴なまま息圧をかけても問題なかったのですが、今のは乱暴に吹くとキツいです。昔はその小さな乱暴さ加減に気付いてなかったのでしょうね。

 

でも先日、自分の楽器をプロの方にfffで超高音域を吹いてもらい、軽く吹けば同じ事が出来る事が分かりました。この点からも、軽く吹きつつ音圧・息圧をかけるスキルを習得しようと改めて思えるようになりました。

 

 

環境についてもそうですね。

自分の活動はビッグバンドがメインなのですが、音が大きくて迫力がある、そんな演奏を多くの方が好み望んでいると思います。なので、まず音量ありきな環境にいる事が多いです。他の方の話を聞いていると、ポップスよりの吹奏楽団もそんな印象です。

 

僕も昔から迫力のある演奏が好きです、そして乱暴に吹くのではなく良い音で。ですがここ2,3年は軽く効率良く、良い音で演奏する事を最重要視していたので上手くマッチしていなかったんだと思います。(上で書いた姿勢の件もありますが)

 

 

 

何はともあれ、2015年10月~2016年6月まではかなり調子が良かったので、その楽さのまま音圧を高める方向で行けば良かったのだとようやく腑に落ちました