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サトウトクヤのアレクサンダー・テクニーク~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

トランペット、アレクサンダー・テクニーク教師サトウトクヤのブログ。アレクサンダー・テクニークとトランペットについて。Facebookページやツイッターもやってます。

リップスラー攻略!3つのお助けアイディア

リップスラー・リップトリル

レッスンでの出来事

 

学校で先生にリップスラーはカチっと切り替わるように吹きなさい」と言われた生徒さん。実際に吹いてもらうと・・・おお、前回までのレッスンの音とは違う!

 

音が潰れて形だけのリップスラーになってました・・・

初心者や吹き方を見直している最中の方にやれといっても難しいと思います。

 

なのでとても簡単な3つの役立つアイディアをご紹介します。

ちなみに例に挙げているのは五線譜の中の音ですが、高音域でも同じだと思います。

 

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1、ピストンを押して間の音を吹く

いきなりリップスラーでなくなりました。

 

例えばローCからミドルGの「ドソドソ」のリップスラー

たった2音のリップスラーですが最初は難しいと感じますし、何年たってもこの2音の感覚が難しく感じます。

 

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そこで1・2番ピストンを使って間のミを吹き、「ドミソミド」とスラーで吹きます。ピストン使ったら意味無い、そりゃ出来るよ、なんて思うかもしれませんが「ピストン使えば音が変わる」と思っているとソが難しくなってしまうのかもしれません。

 

例えば、初心者の頃「ドレミファソー」と吹くつもりが「ドレミファドー」とローCに下がってしまった経験ありませんか?これはローCの吹き方のままピストンだけで吹いてしまったからなんですよね。ハイCからハイDに「ドーレー」と上がれないのも同じ事です。

 

よくピストンを使っても頭でその音が鳴ってないといけない、と言いますよね。ドとミの間でも音をイメージする事は大事ですし、音に合わせて息や舌、唇の状態も変わっているはずなんです。

 

なのでドからミに変わる時、ピストン以外に何が変化しているのか、それが分からなくても息や舌、アゴ、その他口周辺の何かが変わっても良いと思って吹くとよりスムーズに吹けると思います。

 

ド、ミがスムーズに吹けたらドミソと上がります。ソに上がるのが難しければ「ドレミファソファミレド」と繋げて吹いてもいいと思います。

音域的に難しければ「ドレミレドレミレ」でもいいですし、半音階でもいいでしょう。慣れてきたら数を減らしていきます。

 

教則本を吹くにあたりいきなりドからソに上がらなきゃいけない決まりは無いですし、良く見る教則本だと真ん中のC(いわゆるチューニングB)を含めた3つのリップスラーから始まっているのが多いので、それを見た方がドソドソの2つのリップスラーを軽視しているのかも?

 

 

2、音程を少しずつ上げて吹く

先ほどは間の音を入れましたが、今回は音程を上ずらせながら吹きます

リップスラーというよりベンドですね。

 

ドソドソのリップスラーでも

「ドーーォォオオソーー」(文章じゃ表現しづらい・・・)

音程を少しずつ上げて吹いて、最終的に上の音に繋げる吹き方です。

 

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※図ではグリッサンド表記ですがイメージとして受け取ってください。

最初にフェルマータが付いているのは、テンポ通り吹かなくても良いという意味です。テンポ通りに吹けても無理をしてしまったら意味が無いので。

 

良く言われる「カチっと次の音に吹け」というリップスラーはデジタルな切り替わり方のイメージですが、最初はアナログ的に音程を変化させます。

 

これもドとソの間でどれだけ口周りが変化しているかを観察し、変化を許すのが大事です。 ただし、気を付けないと唇をしめて吹いてしまうクセが付くかもしれないので注意してください。

 

唇をしめて吹いてしまうと感じたら次の「3」を試してみてください。

 

 

3、クレッシェンドをかける

下の音でクレッシェンドかけて上の音に上がります。

音が変わらなくてもいいです。

 

またドソドソを例にとると、まずはドの音だけを吹きます。

最初はmpぐらいでいいのですが少しずつクレッシェンドしてフォルテかその手前くらいまで音を大きくしていきます。この時、楽器を振動させようとせず管の中だけに息を流し込む様に吹いてください。

 

2回ほど繰り返したらソを目指します。文章では表現しづらいですが

「ドーーォォオオソーー!」(もはや表現する気がない)

と音量を徐々に上げて自然に上の音に繋がるように吹きます。

 

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※これも最初の一音はテンポ通り吹かなくて大丈夫です。

大きく吹くと無理してしまうんじゃないの?と思うかもしれませんが、これがとても上手くいくんです。

 

大事なのは直前の音で大きくする事

ソに上がりたいならドを

ドミソの形ならミを

ドレミファソならファの音で音量を大きくします。

最初はmpぐらい小さめで、徐々に大きくし、直前の音になったら大きくクレッシェンドをかけるといいと思います。

 

繰り返しですが、音が変わらなくてもいいです。

上の音がでなくても息をしっかりと流し込む事が目的なので。この後に1や2の方法を試すとするっと上手く行く事もあります。

 

これも音が切り替わる時に自分が何をしているのか観察すると良いと思いますが、1,2にくらべて観察は少なめでいいかもしれません。観察しなくてもいいかも。

 

慣れてきたらクレッシェンドはそこそこに、もしくは無しでも

ドーソー

ドーミーソー

ドレミファソー

とスムーズに吹けるようになっていると思います。

 

 

 

1から3と順番にやる必要はないですし、組み合わせてやってみてもOKです。

もし上手くいかなかったらシラブルについて少し説明すると良いかもしれません。

 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

ちなみに高音に行くほどアパチュアを狭める考えは唇をしめて吹く事に繋がるので個人的におススメしません。最近では音域によってアパチュアは変化しない、変えないという考えもあるようです。クラシック奏者はまた別かもしれませんが。

 

ボビー・シューなどアゴの動きでアパチュアが変化すると説明するプロの方もいますが、アゴの動きの結果変わっているのであって、アパチュア自身をどうこうしてる訳ではなさそうです。

 

試してみてどうだったか感想頂けると嬉しいです。

 

 

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tokuya-tp.hatenablog.com

www.reservestock.j最近メルマガ配信してませんが、ごくごくたまにお得情報が行きます。