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サトウトクヤのアレクサンダー・テクニーク~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

トランペット、アレクサンダー・テクニーク教師サトウトクヤのブログ。アレクサンダー・テクニークとトランペットについて。Facebookページやツイッターもやってます。

教則本でつまづいても気にせず先に進んだ方が良い

トランペットやその他楽器の教則本との付き合い方について

 

 

僕自身あまり教則本をやってなかったので何かと苦労しているのですが、色んな種類のがあるみたいですね。

 

最初から順番に練習して出来たら次に進むステップアップタイプのものや、沢山の練習パターンがあり自分の興味のあるのをピックアップして練習する百科事典タイプなどがあります。アーバン(トランペットの有名な教則本)は百科事典のように自分でピックアップして使う教則本だって言われてますね。

 

教則本をどう使おうが最終的に上達すれば良いので、こう使いなさいと言う訳ではありませんが、実際のレッスンで気になる事があったので1つ書いてみます。

 

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出来るようになるまで何十回もやるのは時間が勿体ない

良くやりがちなのは「最初から順番に進めて、出来るようになるまで次には進まない」練習方式。

スムーズに最後まで終えられれば良いのですが、どこかでつまづく事もあると思います。するとそれをクリアするためにひたすらやり込む。一見普通の様ですが、少しもったいない。

 

昔やった算数ドリルなんかだと最初の基礎があり、徐々に難しくなって後半は応用問題に発展しますよね。基本的にステップアップタイプなのでそれはそれで良いと思います。

でも、基礎の問題をやっておかないと絶対先の問題が解けないという訳ではないと思います。問題形式によっては後半の問題の方が解き易いなんて事もあるでしょう。良い例は出せませんが同じ数学でも得意な範囲苦手な範囲があると思います。

 

トランペットでも、出来ないところを1か月、半年かけて練習するのも悪くは無いのですが、先に進んで沢山のフレーズを練習した方が音楽的にも出来る事も増えると思います。

 

 

数回挑戦してダメそうなら先に進む

出来ないとこをすぐ諦めろという訳ではないです。積み重ねも大事なので2、3日~2週間は取り組んでも良いと思います、日数は適当です。

 

少しやれば出来るようになる見込みがあれば続ければ良いでしょうし、現状では上手くいかないと感じたら一先ず置いておいて先に進める方が良いかなと思います。1カ月~半年も同じ事ばかりしてても勿体ないです。

 

ある程度進めて、思いだしたらまた戻ってやってみると意外と簡単に出来てしまう事もあるでしょう。

 

 

意地になってやり続ける事のデメリット

これが出来るようにならないと先に進んではいけない!と言われる事もあるかもしれませんし、自分ルールで出来るまでやりたくなるのは分かります。

デメリットを思いつくだけ幾つか上げるとすると

 

成長しない

練習しているのだから成長しない訳がないと思うかもしれませんが、1カ月も半年もやって上手くいかないとなると、練習の仕方に問題があります。違う方法を試さない限り成長はしません

 

悪いクセがつく

そして成長しない練習方法を続けて行けば、いわゆる悪いクセが付きます。トランペットは特に危険です。

 

出来る事が増えない

1つの事ばかりやっているので他のスキルが身に付きません。

教則本ロングトーンリップスラータンギングの項目がそれぞれ10ずつあったとします。ロングトーンの3番でつまづいてそれだけずーっとやっている人と、ロングトーンを飛ばしてリップスラータンギングを10まで終えた人なら、僕は後者がいいです。

 

苦手意識がつく

これが一番良くないかもしれません。

これだけ練習しても上達しない、こんなものも吹けない。という思考に陥ってしまいます。特にレッスンで教則本通り進まないからといって指導者から同じ練習ばかりさせられる事は少なくないです。的確なアドバイスも無く数をこなすだけなら1人でも出来ますし、それでは上達に繋がらないとも思います。

 

 

苦手意識のせいで吹けない→不調になるならやらない

先日レッスンで興味深い事がありました。

ある教本のある練習曲を見て欲しいと生徒さんに言われて見ていたのですが、身体が一気にガチガチになり、さっきまでレッスン中に吹いていた音域が全然吹けなくなっていました

 

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レッスン中生徒さんに合わせ音を出したり減らしたり

 

そこでその場で練習曲を少しバラし、似てるけど違うフレーズにして吹いてもらうと普通に吹けました。音域もタンギングもスラーも最初に吹いた時とは全然違います。話を聞くと学校のトランペットレッスンでいつも指摘されるので練習曲を吹く事自体嫌になっているようでした。

 

もしやと思い、試しの次のページの練習曲を吹いてもらうと別人のようにスルっと吹けてしまいました。フレーズは似ているし最高音も半音しか違いません。つまり演奏スキルに全くの問題は無かったんです。

 

ただ、よほど精神的に嫌になっているのか別の練習曲の出来でさえ本人は満足していませんでした。普段のレッスンでどこまでのレベルを求められているかは分かりませんが、まずは少しでも上達を認め受け止めてあげる事不調になるならその練習曲はやらないで先に進む事を伝えました。少なくとも僕のレッスン中にかなり進歩しました。