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サトウトクヤのアレクサンダー・テクニーク~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

積極的に吹いてバテを解消しよう!アクティブレストを取り入れる

今回はバテについて。

 

唇がバテたらどうしますか?

 

多くの方は吹くのをやめると思います。

ですが、ただ吹くのを止めると場合によっては余計に吹き難くなってしまうのではないかと思います。

 

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なぜ音出し、ウォーミングアップをするか

こんな事ありませんか?

 

本番当日、音出しor当日リハーサルがあってある程度吹く。

その後音切りで1時間~演奏開始まで間が開いてしまう

音出ししたのに、演奏が始まると唇の反応が悪く思った様に吹けない

 

何が起きたかというと、音出しして唇が振動し易いように、呼吸を深くするためにウォームアップをしたのに身体が戻ってしまったんですね。

 

良く言う言葉ですが、唇は金管演奏するために出来ている訳ではありません。唇の筋肉を活性化させるために、呼吸筋を活性化させるために、演奏モードにするために音出しするんです。ですが、時間があいてしまった事で身体が元に戻ってしまったんです。

 

通常時の唇→(音出し)→演奏モード→(本番まで休む)→通常時の唇

 

これを防止するには唇を震わせたり、マウスピースで軽くバズィングしたり。音切りで音が出せないのなら練習用ミュートを使って少し吹くなどすると良いと思います。

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バテた時に休むと唇が振動しにくくなる

音出しをしても連続して長時間演奏するとバテますよね。

簡単に書くとこう

 

通常時の唇→(音出し)→演奏モード→(長時間吹く)→バテる

 

なので唇を回復させるために休もうとします。が、休んでも演奏モードには戻りません。もう一度書きますが唇は演奏するために出来てはいません。なので身体は通常時の唇に戻ろうとします。しかも、無理に酷使したのでパンパンに腫れるオマケ付き。

 

通常時の唇→演奏モード→バテる→(休む)→演奏モード→通常時の唇?

 

その日はもう吹かないと決めたのであれば休むのも良いですが、その後も吹くのであればまた演奏モードにする必要があるんです。

 

 

軽く吹いてバテを解消する

バテているのにどうやって演奏モードにするのか。タイトルそのままなんですが、吹けば良いんです!もちろんただ吹くだけでは意味は無いです。

 

バテているとはいえその前は演奏モードだった訳です。演奏モードのまま無理して吹いてしまったのがバテた状態なので、楽に吹いて少しずつ無理した状態を解除すれば良いんです。

 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

上の記事にもありますが、楽器を吹く時はウォーミングアップと同じ要領で良いと思います。個人的にポイントは短く吹く事です。ロングトーンだと音・振動を無理にキープしようとしてしまうかもしれないので。バテて高音が出ないからと言って高音を吹く必要はありません、中低音をじっくり吹けば大丈夫

 

短めに「パー、パー、パー」「プァン、プァン、プァン」ぐらいで良いかも。タンギング無しで「ファー、ファー」「ファン、ファン」吹くのも良さそう。また、クラーク・テクニカルスタディーズの1をタンギングで吹くのもおススメです。

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楽器を吹かずにバテを解消する

吹いたらバテが解消されるなんて信じられない方、バテたら唇をブルブルさせた事はありませんか?

 

あれはフラッタリング(フラッピング)と言うのですが、目的は同じようなものです。音を出そうと唇をギュっとし過ぎているからバテる、反対に唇に負荷をかけずに震わせる方法は?フラッタリングですよね。(バズィングはフラッタリングではありません。)

 

固くなった唇をほぐす振動しやすくする、血流を良く増えた乳酸を消費※するなど良い事づくめ。もちろんやり過ぎは禁物です。ため息程度の息でも良いです。唇の違和感が酷い時はぜひフラッタリングを。

 

また、声は出さなくても良いですが「あーいーうーえーおー」と口全体を動かして唇をほぐすのも効果的です。さじ加減はご自身で判断してください。頬を軽く膨らませて「(ン)パッ」ってなんてのもたまにやります。

 

 

アクティブレスト(積極的休養)

この記事を書こうと思ったのはアクティブレストという言葉を知ったからです。また、休憩中も低音を吹き続けていると楽になるという事をシェアしかったのもあります。

 

普通、疲労回復といったら身体を休める、横になって寝るなどをイメージすると思います。ですが動かなさ過ぎるのも逆に疲労回復に繋がらないんです。休日は疲れたから一日ゴロゴロしていたのに疲れが取れない、逆に疲れたなんてのはこういう事なんですね。

 

www.akari-house.com

 

 

疲労の原因は諸説あるようですが、どれにも共通している疲労回復法は軽い運動

疲労回復には身体中に酸素を行き渡らせる必要があり、血液の循環が必要である。

 

血流を良くするには軽く運動する、マッサージする、温める、水分を取るなどがあります。普段から食事に気を使ったり睡眠をしっかり取るのも大事ですし、軽いジョギング、ウォーキング、水泳、ストレッチなども良さそう。

 

 

激しいスポーツの後はクールダウンしますよね。学生時代の冬の体育は長距離走ばかりでしたが、最後は急に止まらずグラウンドをゆっくり1週して終わるようにと言われていました。ただ休むよりもクールダウンした方が翌日の調子が良い事が多いです。

 

疲労回復についてはこの記事がすっきりしてて読み易いです。

www.boxing-championne.com

 

もちろん本当に疲れている時は何もせず休むのが良いと思います。唇を痛めてしまったり、スポーツ中に倒れてしまったら本末転倒ですからね。無理は禁物です、運動が良いからって全力疾走する人はいません。バテたら大音量で吹いて疲労回復なんてやらないでしょう。

 

あと、唇が切れている、ヘルペスなどがある場合は吹かずに安静が鉄則ですね。無理して吹くと変に回復してクセになったりしこりが残ったりしそう。こういう場合は反対に完全休養、パッシブレスト(消極的休養)が必要です。

 

 

乳酸は疲労物質ではない?

先のリンク先の記事にもありましたが、乳酸は疲労物質ではない考えもあるようです。むしろ疲労物質だと考える方が古い、とも?

 

乳酸が疲労物質として認識されるようになった話

乳酸が疲労物質であると提唱したのは、イギリスのノーベル賞受賞学者アーチボルドビビアン・ヒルです。

彼とその研究者たちは、1929年に発表した論文において、 運動によって体内に乳酸が作られ、 それが蓄積することにより疲労につながるという理論を発表しました。

彼がノーベル賞受賞者であったため、 この理論は疑われることなく、 彼の生徒や学術者を始め多くの人々に指示され続けました

引用:乳酸は疲労物質?

 

 

有名な人の意見だからって疑いもせず信じていませんか?

音大生を含む学生さん達にレッスンして思うのは、先生を信じ過ぎている事。その人の教えを身につけるにはある程度の期間信じてやる事が大事なのですが・・・。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

乳酸をエネルギー源として利用する

スピードと瞬発力が要求される場合は酸素が不要で速筋による解糖系でのエネルギー代謝となるため、乳酸の蓄積が高まり筋肉疲労、パフォーマンスの低下を招きます。

 

しかし、乳酸の蓄積しやすい筋肉(速筋)から、乳酸を消費しやすい筋肉(遅筋)へと血液を介して移動させることで、乳酸をミトコンドリア酸素系のエネルギー源として有効活用させることが筋肉疲労回復を早めます

引用:筋肉疲労回復方法/運動後の乳酸をクエン酸効果で体の疲れをとる方法

 

大学で乳酸シャトルについては学んだんですけど、トランペットに結び付けて考える事はしませんでしたね・・・。

 

 

バテたら休む→バテる前に休む

色々書きましたが、そもそもバテてから休むだと遅いんですよね。

唇がバテたら休むというより吹かないのは当然で、大事なのはバテる前に休む事

 

中高生はバテるような吹き方をさせられてしまっていたり、バテても吹き続ければスタミナが付くと教わっていたり、長時間合奏をさせられたりで、どんどんバテる吹き方を身につけています。悲しいですね。

 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

人によってバテる感覚は違うので自然な振動で吹けている人からすると、唇が痛くなるまで吹くのは「唇バテた」ではなく「唇が潰れた」状態なんだと思います。

 

「軽く吹く」という感覚的なものも人によって違うので「吹いたら余計にバテたぞ!」というのは軽く吹くの度合いが違っていたり、そもそもバテているではなく唇が潰れるまで吹いてしまっていた、といった事も考えられます。

 

 

 いつも通り長くなりましたが、少しずつ試してみてください。

 

 

 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

tokuya-tp.hatenablog.com

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