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サトウトクヤのアレクサンダー・テクニーク~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

トランペット、アレクサンダー・テクニーク教師サトウトクヤのブログ。アレクサンダー・テクニークとトランペットについて。Facebookページやツイッターもやってます。

☆高音域・ハイノートこそ上唇にプレスを!

ハイノート アンブシュア リップスラー・リップトリル

今見るとこれはアンブシュア操作の1つですね。そしてピボット奏法を誤解していた頃のアイディアの様です。今は本番のここぞという場面でしか使いません。(2017/3/15)

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

 

最近の練習や指導中に気付いた事をシェアします。

 

何を言ってるんだ高音ほど上唇へのプレスを減らさなきゃ

プレスで出す高音は細くなるしすぐバテるからダメだよ。

エイプリルフールのネタ?

 

と思われてる方も必読の内容となっております。

ある程度のブレスパワーをお持ちの方(ハイC~D辺り)は既に吹ける方)は、試せばすぐ体感されるかと思います。

 

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音域によって楽器の角度は変わる

よく言われている事ですね、低音は楽器が上向きに、高音では下向きに

リップスラーだと分かり易いですね、歯並びによっては逆の動きになる方もいらっしゃいます。これは音域によって口の開閉する度合いが変わり、マウスピースと歯との接地角度が変わるためです。

 

そのため、ハイノートを吹く時は楽器を下(または上)向きにするとスムーズに出る事が多いです。ですがこれをやり過ぎると、1つ弊害が出てきてしまいます。

それはマウスピースと上唇の密着が弱まってしまう事です。

 

 

マウスピースのプレスが弱まるとバテる

プレスはしない方が良い、少ない方が良いと思われてる方たくさんいらっしゃると思いますが、必要最低限のプレスを下回ると逆に唇はバテ易くなります。

 

唇は柔らかい方が良いのですが、ノンプレスですとリムが唇を振動体にしてくれず、唇を固めて振動を生みださないといけないからです。詳しくはこちらの記事を。

 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

ノンプレスが良い!ハードプレスが良い!という訳ではなく、ほどよいプレス加減が大事という事です。

ですが、どちらかというとノンプレスが良くてハードプレスがダメという意見が多く少しでもプレスを減らそうとして逆にバテている方が多いように感じられます。

 

本当に極端なハードプレスは避けた方が良いと思いますが、ある程度のプレスは全然問題ありません。むしろ息がしっかり流れている時の唇は丈夫でプレスとうまくバランスが取れるのでまるでノンプレスで吹いているようにさえ感じます

 

 

自分が出せるギリギリの音で上唇にプレスしてみよう

「プレスが大事なんだな!よし!」と中低音を吹く時からプレスをかけ過ぎてしまいますと、上手くいきません各音域によって必要なプレス加減は違うと思いますので。

 

なので、最初はいつも通りのプレス加減からスタートします。

ドミソドミソドと上がるもよし、ドレミファソラシドとスケールで上がるもよし、お好きな方で試してみてください。

 

例えばハイC(実音ハイB♭)が出せるギリギリの音でしたら、下のB♭を狙って吹いてみましょう。

ドーミ(1・2)ーソードーミーソーーシ♭ー

(ミの音以外は開放で)

 

このシ♭の音を吹いている時に、上唇への密着度を増やします

この時点でシ♭の音が安定したり太くなったりするかもしれません。そのままドを吹くと、いつもより楽に出てしまうと思います。

なぜかというと、今までは密着度が足りなかったので唇をしめて高音を無理に出していたからです。

 

もしかすると密着度を増やした時点でドが出てしまうかもしれません。それはそれでOKです!この場合シ♭の時点で唇を閉めすぎている可能性があるので、1つしたのソを吹いている時に密着度を増してシ♭を吹くと良いかと思います。

 

今までは中低音と同じプレス、角度のままで高音を吹こうとしていたから上手くいかなかった、なんて事が良くあります。ただ上唇にプレスするのではなく、どれくらいの力加減でどれくらいの角度でプレスすれば良いのかな?を考えつつ色々試してみてください。

 

 

高音から低音に降りる時は下唇にプレスを

逆に高音から低音に降りる時、低音がプスーって止まってしまった経験をお持ちの方がいらっしゃるかもしれません。この場合はプレスが高音向けのプレスになっていたので、低音向けのプレスに変えるだけです。

 

低音の時は楽器の角度が上向きになるので、マウスピースが下唇から離れていってしまいます。なので下唇への密着度を高めるためにプレスしてみると無理のない音で鳴ってくれると思います。

 

 

超高音域で効果を発揮?

ここからはトランペット奏者向けのマニアックな内容です。

 

僕はメイナード・ファーガソンが大好きで、MFモデルのマウスピースも幾つか持っています。一週間ほど前からMFマウスピースで練習しているのですが、色々と面白い発見に繋がりました。

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唇がペタッと張り付いてしまいます。

 

初日はハイC、2日目はたまたまダブルハイCが出てしまいましたが3日目はハイC止まりで、D、Eと上がるにつれてプスプス音が止まってしまいます。

何が違うのか遊び半分観察していると唇の先端で何かが起きている事に気付き、ふと楽器を上向きに傾けたらハイGが出て、そのままダブルハイGまで出てしまいました。

 

MFマウスピースの形状から、いかに唇を固めずに・プレスは避けて吹こうと努力をしていたのですが、それを思い過ぎて密着度が弱まり自分で唇を固めていたみたいです。

 

ただMFマウスピースの場合、密着度、息の質、唇の先端への意識が絶妙なバランスで成り立っているので曲は吹けません。ですが、この後普段のマウスピースを用いるととても簡単に太い音が吹けてしまうんですよね。さらに今までハイCになると音が止まってたマウスピースも吹けるようになりました。色々と研究してみます。

 

 

MFマウスピースは唇が上下2:1でないと吹けない?

そういえば昔アンブシュアに悩んでいたころに書いた記事を貼っておきます。

上下比率の考え以外は基本的に今も同じのようです。

 

「MF・極小マウスピースから学んだ事」にある唇の上下比率の考えは今とはぜんぜん違う考えで面白いですね。今はMFのマウスピースでも低音は2:1、高音は1:2です。

ヴィジュアライザー(リムを輪切りにしたもの)で自分のアパチュアを見ると上下に移動していて面白いです。

 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

最後に、うすうす気付いてはいましたが、高音で上唇にプレス、低音で下唇にプレスは、音大生の方にレッスンをしている際に発見しました。ありがとうございます。

なので通常音域でも十分に役立つアイディアです。ぜひお試しください。

 

 

 

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tokuya-tp.hatenablog.com

 

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