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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

自分のこと5~ATはTpに役立たない?~

前回はスランプ後の独学と新しいトランペットレッスンについて。 

tokuya-tp.hatenablog.com

 

今回は、スランプ後の出来事をアレクサンダー・テクニーク側の視点から書いてみます。時系列的には前回の自分のこと3の後半〜4とかぶります。

 

先に書きますが、今ではアレクサンダーは役に立つと改めて思っています。以前「役に立たないのではないか?と思う事もあった」と書いたら誤解された方がいたので一応。

  

  目次

 

 

ATに出会って半年で「役立つのか?」と不安になる

2014年の7月にATに出会いました。

何をしても上手くいかなかったのにレッスン中に実音ハイFがスポーンと吹けたのには衝撃を受けました。

 

一般コース・教師養成コースと集中的にレッスンを受けましたが、たまに良くなるものの根本的な解決には至らずレッスンを受け始めて半年ごろには「ATとトランペットは合わないのかもしれない」と不安になっていました

 

色々原因はあると思うのですが、当時は鳴らないトランペットを使っていた事、アンブシュアタイプの事を知らずに練習していた事、自分が求める演奏に必要な身体の方向性(≒使い方)ではないものを学んでいたから?それが抜け落ちていたから?なのかなと今では思います。

 

 

初めて半年ほどで不安にかられていましたが、ちょうどその時期にイギリスのアレクサンダー・テクニーク教師であるヴィヴィアン先生が来日されました。

 

レッスンを受けるとバリバリ吹けていた頃の自分に戻れたと体感しました。奏法面ではまだ何かが自分に足りてなかったようですが「やっぱりアレクサンダーは役に立つ」とホッとしたのを覚えています。

 

 

回復の兆しと第2のスランプ

しばらくしてガルネリウストランペットに出会い、調子も少し戻ったかな?と思えた頃。(アレクサンダー・テクニークを学んで一年経った頃でしょうか)

 

この頃はまだトランペット演奏に必要な身体の使い方をしながら吹けていたと記憶しています、フォルテッシモも問題ありませんでした。

 

ATによってそれがちょうど良いところに落ち着いていた感じで、本調子ではありませんが「スランプ脱したか?」と思ってました。

 

ただ、浅すぎるマウスピースを購入した事と小さな音でしか吹かない練習を始めた事が自分には合わなかったのだと今では思います。浅すぎるマウスピースは1年ほど、小さく吹く練習は1年半も続けました。

 

その4にも書きましたが、音域はかなり広がりましたが音量・音圧が出せなくなった問題です。今思うと第2のスランプかなと。

 

 

自分の求める演奏に合わないのはAT?奏法?

マウスピースを浅くし小さく吹く練習・レッスンをはじめ1年たった頃(ATを初めて2年経過)に「自分の音量小さくない?」と不安になりだしました。

 

明らかに小さいのに、当時のトランペットの先生やアレクサンダー・テクニークの先生に色々質問しても「小さいとは思わない」との回答しか得られませんでした。

 

そんなものかと半年続けましたが、やはり小さい。現役ミュージシャンの方に「もっと音量出していいよ」と言われるくらい。3rdで楽な音域だったのに・・・。

 

2年近くアレクサンダー・テクニークを学び自分の身体に浸透してきた結果フォルテッシモが吹けなくなったのか?思い切り吹こうとすると身体が痛くなるし、思うがまま吹こうとしても何かが邪魔をして求める動きをさせてくれません。

 

また、小さな音で吹く練習(大きな音で吹かない)を取り入れたから音圧をかけて吹く吹き方を忘れてしまったのか、筋肉か何かが衰え吹けなくなってしまったのか・・・。ただ、ATとトランペットのレッスンの時期が重なるのでどちらが原因か分かりませんでした

 

ATはリードトランペットには合わないのか?それともここ1年半教わってきたトランペットの奏法ではビッグバンドのリードは吹けないのか?または両方か?を探るべくトランペットのレッスンとアレクサンダー・テクニークの学校をお休みする事にしました。

 

これが2016年の11月、ATはちょうど三年、小さく吹く練習を取り入れて1年半経っていました。

 

 

実験の日々

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2016年9月ごろ〜2017年は実験ばかりしてました。

 

昔は不自由なく吹けていたのでハッキリとしたゴールは見えていた(=高音を無理なくフォルテシモで吹く感覚などは分かる)のですが、その筋道が分からないといったところ。もちろんとりあえずのゴールでその先はまだまだありますが。

 

年末から年初めにかけて「ビッグバンドの1stを吹けるorその音を知っている人達を参考にするしかない」と思い、色々質問したりレッスンやクリニックに参加したりもしました。ダブルトリプルが吹けても客席に聴こえなければ意味がないと思うので。

 

個人的な実験としては、まずATはそのままに大きな音でも吹く練習を始めました。が、この2年で染み付いた身体の使い方の習慣が強く、フォルテシモで吹けないし吹こうとすると背中が痛くなる。高音はもちろん中低音もフォルテで吹けない、吹いても辛い。狭い範囲では自由なのですがその先がない。

 

ATを使って習慣を変えようにもAT自体がこの使い方と結びついているため上手くいかず、一度リセットするしかないと思い力技で習慣を変えました。ATを用いてゆっくりリセットする事も出来たのでしょうが、時間が惜しかったので。

 

小さな音で吹く練習は良くなかったのかというとそうではなく、得られるものは多かった今までやっていたこと(大きな音でも吹く)をしなくなったのでバランスが崩れただけだと今では思います。

 

なので、小さく吹く事(効率の良い振動)はそのままに、身体の使い方を模索するようにしました。

 

 

AT学校で良くないと言われたことをする

アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けてハイFが楽に吹けたことをふまえると、アレクサンダー自体は良いものなんだろうとは思ってはいました。

 

ただ、トランペット演奏に役立つと思ってやってきた動きがアレクサンダーの学校では好ましくない事と教わったので、少しずつそれらの動きを抑制(やらないように)していました。結果、楽に吹けるようになりましたが音がひょろひょろに・・・

 

今使っている筋肉が弱いというよりは必要な何かが働いていない感じ。なので単純に逆の事(昔やっていた事)をやろう、と。ATは使うんですが教わった動きの方向性とは逆をやる。

 

腕周りの事、呼吸の事、胸椎の動き、腰椎の動き、脚の動き、どれかが鍵なんだろうとは思っていましたが、身体を細かく操作するなんて事は難しいので結構ラフに吹いていました。(ATは身体の使い方でも部分を操作するものでもないので)

 

おかげで?何度か昔の自分のようにハイGがフォルテッシモで吹けたりしましたしその感覚も懐かしいものでしたが再現性に乏しいファーガソンの吹き方がヒントなんですが、なかなか・・・。これは今も探求中です。

 

半ば無理やりAT学校と逆の事をやってきましたが、おかげで昔の楽さと力強さは戻ってきました。本当に1年かけてゆっくり、今まで無意識にやっていたこれらの動きが役に立つんだと発見・理解する助けにもなりました。

 

 

トランペットに役立つアレクサンダー・テクニークを

アレクサンダー・テクニークは役立つのかそうでないのかフラフラしてましたが、8、9月ごろに「やっぱり役に立つ」という考えに戻りました。

 

ただ、身体をハード面、奏法をソフト面とするとアレクサンダーはハード面をどうこうするものではなくソフト面に働きかけるものなんです。

 

トランペットを吹くのにクラリネットの奏法をしてもマッチしないように、トランペットを吹くのにはトランペット用のATが必要だな、と思いました。もしくはビッグバンドの1stトランペットを吹くには身体面でかなりの仕事が必要なのでそれに対応する何かが必要なのでは?とも。

 

自分が木管楽器だったら、弦・打楽器だったら、ヨガやピラティスのためにアレクサンダー・テクニークを用いていたら、こんな悩みはなかったでしょう。

 

なので学校で教わる内容と、自分自身で見つけた内容を混ぜて楽器演奏をしていこうと思っています。いずれはトランペット奏者によるトランペット奏者のためのアレクサンダー・テクニークが何らかの形になれば良いな、と。

 

 

 

 

2~3か月、少しずつ書いていったのでまとまっていませんが・・・とりあえず投稿しておきます。

 

 

その6、7、8と続くと思っていましたが、なんだかんだで今現在に追いついてしまいました。書くとしたらとりあえず次で最後だと思います。

 

 

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