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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

自分のこと2~CG奏法~

自分のことその2

 

前回は大学時代の話。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

今回は就職しての2年間です。

 

ほぼ独学で4年間吹いてきた訳ですが、レッスンを受けてみたいなと。そこで、学生時代参加して手応えを感じたタングマジックに通う事にしました。

 

 

 

社会人1~2年目 レッスンとダブルハイC

タングマジックの講習会には大学3年の11月?と大学4年のどこかで計2回いった記憶があります。

 

教則本で有名なハーバート・クラーク、その弟子のクラウド・ゴードンの流れをくんでいる、ネットの内容も理論的で納得できるし、体系的にまとめられていてとっつき易い感じがしました。教則本なんて触った事もなかったのでクラークもその時知ったのですが(笑)個人的にMFの楽器がCGと似ている、スタン・マークがCGの弟子・・・という謳い文句は強力でした。

 

就職し1,2カ月は楽器を吹く気にならなかったのですがしばらくして再開し、個人レッスンに通う事にしました。レッスンで「悪い所は何もない」と言われた時は嬉しかったですね。学生時代に参加した講習会では自分だけ「良い音だね~」「Good Sound!」と言われたのも嬉しかったです(笑)。学生時代の練習のお陰ですかね。

 

レッスン初期はTM40マウスピースでしたが、すぐにマーシンキウィッツのCG3に自分で変えました。最初は上手く吹けなかった記憶があるのですが、練習していくとどんどん吹けるようになりました。さらに楽器もCGに変えると練習すればするほど自由に吹けるようになり、半年くらいでダブルハイCを楽に吹けるようになってしまいました。フィッシュスイムやヒトゴといったボディ・ワークも真面目にやっていたのが良かったのかも?今思うとアレクサンダー・テクニークに似てる、どちらかと言えば身体を実際に動かして活性化させる方向ですが。

 

学生時代、出すだけならダブルハイCも吹けましたが本番曲で使うとなるとハイG(実音F)が限界だったのでこれは驚きました。もちろんフリューゲルホルンでもコルネットでも吹けました。1年ほど経った頃にピアノの後輩にも「音綺麗になりましたね!」と言われたり(あれ、前から良かったと思うけど?笑)。「やっぱりクラーク、ゴードンは凄いんだな~」と思うようになり、2011年のブラスキャンプにも参加。mixiで交流していた方々ともお会い出来て楽しかったですね。最終的に3回参加しました。

 

僕が初めてタングマジック講習会に参加したのが2010年、レッスンを受け始めたのが2011年5か6月だったと記憶しています。それよりも前(2006年)からタングマジックコミュニティはあったのですが、キャンプにはダブルハイCに到達している人は少なく数人でした。

 

ペダルCを吹ける人はトランペットでは当時誰もいなかったような。僕もペダルCより先にダブルハイCが吹けるようになった人です。ペダルはゴードンなどの録音を参考にするしかなかったですね。なのでペダルC吹けなくてもウインドパワーがあればダブルハイは楽に吹けます。

 

 

ブリージング・エクササイズと調子の波

これで調子に乗ってね、練習したりしなかったりする日が増えました。ダブルハイCが吹けると言っても使いこなせている訳ではなかったのに・・・。

就職して練習は週3、4日くらいに減ったのですが、徐々に吹かない日が増え練習も週1、2日に減りました。ゴードン直伝のブリージング・エクササイズもやったりやらなかったり

 

するとあんなに楽に吹けていたダブルハイCが吹け無くなり、ハイGもキツくなるように・・・。この頃は2、3カ月に1度吹けなくなる時期が来ていたので「何でだろう?」と疑問でしたが、呼吸を疎かにしていたからですかね。でも1週間もすれば戻せていたので特に気にせず。

 

CG奏法はブレスが命なので(CG奏法に限りませんね)少しでもブレスが衰えると吹けなくなります。学生時代はテスト期間吹かなくてもスランプになる事はありませんでしたが、吹き方が身体全部で吹く方向に変わったのでちょっとサボるだけで吹けなくなりました。

 

 

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あと、当時CG3を使っていたのですが、ボブ・リーブスの音色が好きでどうしても使いたく、TM40~43、3C、1-1/2Cと色々吹いていたのも不調と関係あるかも。でも当時は絶望的にリム合わなかったんですよね・・・(前回似たような事書きましたが間違いでした)。

 

それでもCG奏法(もとい深い呼吸法)は強力で、学生時代は2人で1stを交代で吹いていた曲も1人で何曲も吹き切れるようになりました。恐らく人生で一番楽に吹けていたのはこの時期です。なのでこの時の吹き方が自分の基準であり指標であり、スランプ後はこの吹き方がまた出来るようになりたいと強く思ってきました。(途中遠回りもしましたが今でもそうです)

 

練習ではやりたい放題でしたね、練習では・・・。緊張は呼吸にもろに影響するので、アガリ症が発症すると途端にハイCもキツくなります。これには参りました。ある人が「CG奏法は不安定」と話していましたが、マウスピースが深く楽器も太いので身体が(良い呼吸が)出来上がっていないと吹きこなせないんだと思います。

 

 

不真面目な生徒とブラスキャンプ

僕は不真面目な生徒だったので、推奨ペースの倍かそれ以上の時間かけてのんびりレッスンを受けていました。他の方のレッスン内容は知らないのですが、受けていて「自分なら1人でも出来るな」と。自分である程度課題を進めてレッスンを受ける、特に何も言われないのでまた自分で進めて・・・とったところ。

 

確認しに行く様にレッスンを受けていました。先に進めなかった課題はクラーク以外ありませんでした。クラークは恥ずかしながら楽譜が読めない(笑)のでクラークのエレメンタリースタディーズをやらされました(^^;)昔に比べれば読める様にはなりましたが、譜読力はなかなか付きません・・・。

 

また、半年受けるとなぜかモチベーションが下がり(もしくは楽に吹けるようになり天狗になったから?)半年くらいレッスンを休むようになりました。そして夏のブラスキャンプに参加してモチベーションが上がるとまた半年受けて・・・というようなサイクルに。

 

で、自分で練習していくとモチベーションの維持が難しく、だらだらしてまたブレスが衰え吹けなくなる、焦ってまた真面目に個人練する、の繰り返しでした。吹けるようになるとなんだ吹けるじゃん、と・・・ほんと不真面目です、今でも・・・。

 

 

なのでやる気をお金で買うと思っていた時期もありました。

同じ目標を持った人達と一緒なのでブラスキャンプに参加すると凄くやる気出ましたね。ビギナーからプロフェッショナルまで色んなレベルの方がいましたが和気あいあいとしていました。

 

特に2011年か2012年、後ろの方で吹いていた女性(確か)のリップスラーの綺麗さと滑らかさにはビックリしました。その場にいた誰よりも綺麗でした。誰だったんだろう・・・?ただ、2回3回と参加するにつれ、昔から参加しているのにGやハイCが辛いという人も多く「CG奏法は向き不向きがあるのかな?」と思う様にもなりました。(今では向き不向きではないと思っています、練習量でもない)

 

そう言えばレッスンでよくTMマウスピースに変えると良いと言われていましたが、さっき書いた通り吹きこなせなかったので変える事はしませんでした。音色は好きなので常に変えたいとは思っていましたが・・・CG3の方が吹けるからこれでもいいじゃん、とも。不真面目ですね。最終的に2012年の8月頃からMS10というマウスピースを試し、それに落ち着きました。

 

 

ヤマハEM1とCG楽器

そんなこんなで「自分にはCG奏法が合っている」と強く思う様になってい行きましたが、少し混乱する出来ごとも起きました。

 

母校の後輩が高音を楽に吹きたいという事でヤマハのEM1を使用していたのですが、上手く吹きこなせていない様子でした。僕は「こんな浅くて細いマウスピースは難しいよ」なんて言いながら借りて吹いたのですが・・・いつものマウスピースより楽にダブルハイCが吹けてしまい面喰いました

 

昔EM1を試した時は高音で唇がカップに辺りプスって止まっていたのに?歯並び、骨格的に吹けないと思っていたのに??浅いから細いから息が入らないなんて事はないし、全てにおいて楽なんですよね。でもしばらくすると唇が当たって吹き難くなりました。

 

色々あり今では、スタン・マークを始めCGの多くのお弟子さん達が普通~浅くて細いマウスピースに移行していったようにある程度成長すれば道具は関係ない、という結論に至りました(同時に求められる音が変わったのもあると思います)。CGの楽器、マウスピースは特殊だけどこれが吹けるなら身体をフルに使えている事になるのでは、と思う様に。もしくは良い方向で使えている。

 

実際、講習会でCGマウスピースを借りて吹いた人や、CGマウスピースを貸した後輩の音がどんどん良くなるので「息を必要とするマウスピースだから自然と良い吹き方になるんだな」と思えました。ただ、高音域においては焦ったり昔のクセで無理に吹くので上手く吹けない人が多いのでは、とも。

 

一般的な楽器やマウスピースは抵抗があるので無理をしても吹けてしまう。高音域でキツくなるけどそこで気付ける人は良い吹き方になっていく。CG楽器は抵抗が少ない(語弊ありますが)ので自然と息を使う吹き方になる。その吹き方のまま上達していけば無理なく吹けるようになるが、焦ったり昔の無理な習慣を手放せないといくら練習しても上達はしないでしょう。

 

とは言うものの、しばらくはCGセッティングで吹いていました。この頃はまだMLボアの楽器はキツくて吹けなかったので。 

 

 

カイロプラクティック通い

(2017/08/05 追記)

昔から慢性的な肩こりや首の痛みに悩まされていたので整体に通いたいと思っていました。大学を卒業して半年たった頃、駅の近くにあるカイロプラクティック(西洋式の整体)に通う事にしました。

 

施術を受けると身体がフワフワと浮いている様な感覚になるのが驚きでした。施術自体も痛みも無く、たまにパキ(バキではない)っとやられるのですがそれさえも心地良かったです。何カ月かおきに写真も取ったり、姿勢を支える筋肉の筋トレしたり。

 

 肩こりは半年くらいで無くなり、首の痛みも緩和しました。そこで勧められた枕を購入し使用していると横になっているのに身体が伸びる感じがしました。でも高いマットレスやサプリメントを勧められたり、予約してないと電話の催促がしつこくて・・・・最終的にATに出会ってやめました。1年半とか通ったのかな?

 

枕も良い時は良いのですが、合わないと逆に首が痛くなってそのせいでカイロにかけこんだ時もありました。カイロが悪いという訳ではなく、何事もその人の理論に沿って正しく行えば良いと思うのですが、自分で改善できる技術の方が良いですからATに流れました。 でも本当に身体ガタガタ、筋肉ガチガチの人はこういうのに行くのも良いと思います。

 

身体の不調を改善したかったのもありますし、姿勢が良くなれば演奏に役立つとも思っていました。チェストアップと通ずるものがありましたし。実際効果が合ったかは分かりませんが、スランプに入る時期とやめた時期も少しだけ重なっています。何か関係があったかどうかは分かりません。

 

 

今回の内容は2011年4月から2013年の1月ごろまでの2年でした。

 

次は大スランプについて。

 

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