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サトウトクヤのブログ~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

アレクサンダー・テクニークとトランペットについて書いてあるブログ。

ボブ・リーブスのバルブアライメントに出す前と後に

ボブ・リーブスのバルブアライメントについて

 

先日、久しぶりにアライメントに楽器を出しましたが、やっぱり効果ありますね。僕自身の音程感はあまり良くないのですが、響く音を優先すれば音程が自然と合う感じです。

 

アライメントされていない楽器は響く音で吹くと音程が不揃いで、合わせようとすると響きが不均一になる感じ。無理に唇や舌で合わせにいっているので響きが損なわれるのでしょうね、唇のバテにも繋がりますし。

 

でも、ヴィンテージ楽器にはオリジナル性を尊重してやらない方が良いという考えもあります。トップキャップやピストンボタンをごく僅かとはいえ削る訳ですから。演奏を優先するならアライメントをする、楽器もマウスピースも再塗装する。その代りオリジナルの価値は落ちます。トッププレイヤーの方でもアライメントをされない方もいらっしゃいます。

 

   目次

 

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バルブアライメントについて

バルブアライメントとは、バルブの穴の位置を揃える調整の事です。

一般的なショップ、修理工房でもお願いできますが、ボブ・リーブスさんのアライメントは特殊で特許も取得されています。

 

例えば、バックのトランペットのMLボアとLボアの穴の差は0.009インチ(0.2286ミリ)なのですが、多くの楽器はそれ以上の誤差があります。そのため、Lボアを使用しているのにMLボア、もしくはMボア並みの楽器を吹いている事になる事さえあります。

 

その誤差を0.001インチ以下にするから驚きです。そのため楽器本来(設計通り)のパフォーマンスを得られるというもの。ピストンを押す毎にMLボアだったりMボアだったりSボアだったりと吹奏感が変わり音程も音色も響きも変わるのはストレスですが、それらが均一になるので、唇などで無理に操作しなくてもよくなります

 

 

パッド素材も特殊なので5~10年もの使用が可能との事。

通常のフェルトですと唾液やオイルなどでも劣化・使用しなくてもバネによって潰されるので時間と共に穴の位置がズレていきます。頻繁にフェルトを交換する必要があるのでズボラな自分には助かります。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

アライメント前に楽器を洗浄する

これはけっこう大事な事の様です。

アライメントを施す前と後でどれくらいズレていたかを確認するために、まず最初に穴の位置を計測します。

 

そしてその後にフェルトの代わりに専用のパッド材を装着して、穴の位置を測定しながら調整していきます。その時に楽器が汚れていたら正確な値が分かりません。そのため汚れが溜まっている楽器はアライメントの前に楽器洗浄する事から始めるそうです。

 

これでは作業する方も大変なので、アライメントに出す前はしっかりと洗浄しておくと作業効率が上がり、全体の受け取りも早くなると思います。

 

また、穴の位置を測定するだけでなく特殊な検査もする様で、やはりこれも汚れが溜まっていると正確な値が分かりませんね。

 

半年以上洗っていない場合は漬け置き洗いをしたり、お店で薬品洗浄してもらうと良いですね。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

1週間以上使用する・他の楽器は吹かない

これは無くても良いのですが、より効果を実感しやすくするために。

バルブアライメントをしてもその効果を実感できないのはつまらないですよね。思い込み、プラシーボではないのか、と。

 

なのでアライメントに出すまで、1週間くらいはその楽器だけを吹く。そしてその楽器に慣れておく。そうすればアライメント前と後に吹くとその違いが実感しやすいと思います。可能ならアライメントに出している間も他の楽器を吹かない、と徹底するとより分かりやすいと思います。(なかなか難しいでしょうが)

 

アライメント済みの楽器に慣れているor上級者であればそこまでしなくても違いは分かるのかなと。それに、楽器を何本か持っていればアライメント済みのものとそうでないものでも違いは分かると思います。

 

はえいえ、同じ個体でどう差が出るのかを体感するもの大事かなと。

 

 

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アライメント後のチェック

アライメントから帰ってきたら次の順番で確認すると良いと、ボブさんに教わりました。

 

まず何も押さず開放(0番)で下のCから上のGまでをドソドミソと吹きます。一回だけでも良いと思いますが、何回か上がったり下りたりはご自由に。吹きすぎると逆に分からなくなるかも。

 

次は2番で同じことを、1番、3番・・・の順でリップスラーを吹き、各バルブの吹奏感や響きをチェックします。

 

アライメント前よりも均一になっている事が実感できると思います。アライメントがズレ過ぎていた場合、息が通るようになったので息が取られて逆にキツいと感じるかもしれません。でもすぐに慣れると思いますし、慣れれば前より吹きやすくなると僕は感じました。

 

昔の記事、ちょっと修正します。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

 

マウスピース、ボトムキャップその他パーツの再選択

バルブアライメントを施すと吹奏感も変化します。

 

そのため楽器によりマッチするマウスピースが変わる可能性があります。バルブの穴が不揃いで楽器に抵抗があると大きくて太いマウスピースを好む傾向にあるそうです。もしかすると、小さいマウスピースでも楽に演奏できるようになるかもしれません。

 

細かく詰めるのであれば、ギャップを再考するのも効果があると思います。

tokuya-tp.hatenablog.com

 

アメリカでは4番のシャンクが標準とされていますが、アライメントされて息の通りがスムーズになった(抵抗が抑えられた)楽器には4番が合うからとも聞いた事があります。

 

もちろん、使用楽器は必ずリーブスアライメントを施すドク・セバリンセンのマウスピースは5番なので必ずしもアライメントを施した=4番が良いという訳ではないです。

 

日本では4番シャンクはカリキオ用とされ、カリキオユーザー以外からは見向きもされない印象ですが、アライメントをされた楽器であれば試してみる価値はあると思います。

 

 

また、息の通りがスムーズになるので息のはね返り(バック・プレッシャー)が減ります。音の変化などではなく、抵抗を求めてヘビーパーツ使用されている方は逆にパーツが邪魔になる可能性もあります。

 

ボトムキャップにコインを入れている方も再考してみると良さそうです。

 

 

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