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サトウトクヤのアレクサンダー・テクニーク~トランペットを誰もが楽しめる楽器に~

トランペット、アレクサンダー・テクニーク教師サトウトクヤのブログ。アレクサンダー・テクニークとトランペットについて。Facebookページやツイッターもやってます。

音大生Mさんの質問1「最近バテや力みやあがり症などに大変悩んでおります。」

思考・考え方 あがり症・緊張 レッスンの様子・読者さんのご質問

ツイッターのフォロワーさんからメッセージを頂きました。

 

初めまして、○○音楽大学、新四年生のMと申します。

トランペットを吹いておりますが、最近バテや力みやあがり症などに大変悩んでおります。

いろいろ調べていたところこちらにたどり着きました。お忙しいかと思いますが、どうか、アドバイスを頂けませんでしょうか。

 

こんばんは!メッセージありがとうございます。
具体的にどのような場面でどのような問題が生じていますか?
その時に考えている事はどんな事でしょうか?

 

 

お返事有難う御座います。 

話すと本当に長くなるのですが、高校三年生のときから急に本番で緊張するようになりました。

息が浅くなり、ブレスが増えたり、音が震えたりします。

身体がふわふわしているような感覚で、重心が上に上にと上がって不安定になります。

 

おそらくなのですが、そのときから周りと比較したり勝負するという気持ちがあったからだと思います。そこからはいろいろ試すのですが、大小かかわらず絶対本番で緊張します。

緊張するだろうなと本番前から思ったりします。また、緊張する=いつもどうり出来ないというのがあります。

 

緊張して、音を外したりばてたりした経験が着々と積み重なって、トラウマのようになってる気がします。

吹く前からそういう想像をしてしまったりして、さらに緊張したり、想像どうりになると、やっぱりなぁと落ち込んだりします。

 

いろいろな本を読んでイメージトレーニングをしたり、ストレッチなども試して、少し軽減された部分もあります。

 

 

しかし、最近の本番で困っていることが二つあります。

一つ目は本番のずっと前からしたイメトレの成果があって、せっかくスタートがうまく行くのに、なぜこんなに上手くいくんだと。

自分がこんなに本番で上手くいくわけないという考えが本番中に湧いてきて、そこからさらに緊張してボロボロになってしまうこと

 

二つ目は、本番中一番気になる緊張の副作用なのですが、唾が全然でなくなって、アタックがバサバサしてしまうことです。

 

 

また、日常的に困っていることとして、私は必要以上に変なところに力を入れて吹いているような気がします。

これはここ3日前くらいから吹いていると右の肩甲骨の下のあたりが痛くなってきて、変な力を入れてしまっているのかと思ったためです。

他にも首や喉や肩にも力がはいっている気がします。

 

それが、早くばててしまうことにも関係しているような気がします。

私は試験で30分吹かなければならないのですが、全くもったことがありません。

 

一年後の卒試は一時間なので今から不安です。

以上簡単ですが、私の悩んでいることです。

 

詳しくありがとうございます。

幾つかご提案とご質問させて頂きます。

 

高3の時から周りや勝ち負けを意識するようになったとありますが、これに対してどうお考えでしたか?

また、その時期に新たに始めた事などはありますか?(先生についた、新たな練習法をするようになった等)

 

重心が上に上に行く(感覚)事は実は悪い事ではなく、むしろ良い事ですよ。

 

本番はお客さんや審査員、ホールの独特の雰囲気などがありますから、「いつも通り演奏する事」は事実上不可能なんです。


・練習も本番も上手く行く事もあれば失敗する事もあります、普段と環境が違うのでいつも以上に何が起こるか分かりません。まずは何が起きてもそれを良い悪いとジャッジせず、ありのまま起こった事を受け入れる意識をされると良いかなと思います。

 


1つ目について、イメトレはどのようなモノですか?

また、なぜ「自分がこんなに上手くいく訳がない」と思ってしまうのでしょうか?

 

2つ目について、喉が渇くと普段と違うので焦りますが、それでも演奏に必要な唾液は出ていると思います。

普段と違うので出来ないと思い込んでしまっている場合があります。また、頬の内側を奥歯で甘噛みしたり、奥歯をベロで触れると唾液が分泌され易くなりますよ。

 

日常的に、姿勢について意識している事はありますか?

もし普段から良い姿勢でいようと思われているのであれば気を付けの姿勢をするのをやめて、猫背になる事を許し、HONDAのアシモのような、猿が二足歩行するイメージで立ってみてください。

 

 

お返事有難う御座います!

(※勝ち負けについて)あまり考えたことがなかったのですが、高3のころ、初めてトランペットのセミナーを受けました

それは芸大受験生や芸大生が多く集まると聴いて、私も受験しようと思っていたため受けにいったのですが、大変衝撃を受けたことを覚えております。

 

わたしは10歳からトランペットをはじめたのですが、周りに私よりうまい人が居なくて、ソロや選抜に抜擢されたりして、まさに井の中の蛙ということだと思いますが、自信がとてもあり、本番でも絶対上手くいくと思っていました。

 

なので、セミナーでその自信がなくなってしまったのではと思います。

そこから、人と比べたり、自分に嫌悪感を抱いたりすることが始まった気がします。

 

 

たくさんのアドバイス有難う御座います!

重心を下げようとしたり、いつもどうりに演奏しようとしたり、背筋を伸ばそうとしたり、唾液を出そうと酸っぱいものを舞台裏で舐めたり…していました笑

 

おっしゃる通り、私はすぐに分析しようとするクセがあって、良い悪いをジャッジしたり、前の記憶を引っ張ってきて比べたり、どうしようかと本番中なのに考えたりして、本番に集中していなかったりします。

ありのままを受け入れるとどうなるのかやって見ます

 

 

私がしているイメトレは、本番1ヶ月前から、同じ時間に曲を通すことです。その際、会場やその明るさや広さ、客席に来てそうな人や審査員をイメージしながらやります。

 

どこに音を届けるように吹こうか考えたり、曲の場面場面で、自分が一番しっくりくるキーワードを決めてそれを思い出せる練習をしたり、コンチェルトは、弦の伴奏が頭にイメージできるように練習したり、録画して自分を客観的にみれるようにしたりします。

 

なぜ、上手くいくわけないと思ってしまうか…本番で緊張しているのに上手く吹けることが変な気がしてしまうんです。

でも上手く吹きたくて日々練習してるのに今思うとおかしいですね。

 

なるほど、そのセミナー辺りから自分いじめが始まってしまったのかもしれませんね。

 

凄く良いイメトレですね!そのイメトレをされているなら上手くいくのも頷けます。

「本番で緊張しているのに上手く吹けることが変」この辺りにメンタル的にひっかかっている何かがあったようですね。 

 

 

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今回はここまで。

 

前半の話題はメンタル面による悩みが多かったですが、ほとんどの原因をMさん自身が既に見つけ出していました。

最後の方では、この少しのやりとりで色々と気付かれたようで良い方向に向かいましたね。

 

この後1週間ほどやりとりしたのですが、面白い事にこの後メンタル面での質問は無くなりました。答えも既に出ていたのかもしれませんね。(こういう事多いです。)

 

姿勢の事やバテについてなど、続きはまた次回。

 

 

 

tokuya-tp.hatenablog.com